見出し画像

Aimant-01 ロング丈バージョン


準備

・前後見返し、袖口タブ、衿両面、台衿、つけ衿持ち出しに接着芯を貼る。
(少し大きめに粗裁ちをしてから、接着芯を貼り裁断をすると、縮みやヨレなどの心配がありません)
・前端に伸び止めテープを貼る。(ロング丈は縫い代が1㎝なので控えずに貼ってください)
・前身頃の角に伸び止めテープを3㎝程貼る。
(前脇身頃と縫い合わせる時に切り込みを入れる為の補強)
*ショート丈と仕様が同じ部分は画像を省略しています。ショート丈の方も参考にして下さい。

①つけ衿を作る。

表衿は後ろ中心に地の目を通し、
裏衿はバイヤス地の目でそれぞれ、粗裁ちをしてから、芯を貼り、裁断をしてください。

表衿は内台衿と、裏衿は外台衿と縫い合わせる。縫い代は割って、両側にコバステッチをする。

*ここ大事です‼衿は表に来るけど台衿は内側で、
裏衿だけど台衿は外側になります。
台衿のどっちが衿と接ぐ側か持ち出しに挟み込む側か
絶対に間違えないで‼

衿を中表に合わせて、周りをぐるり縫い合わせる。
衿端が小丸なので、出来上がりのゲージを作り、ガイドにするといいかもです。

裏衿からゲージを合わせて、チャコなどで書いてもいいですし
写真の状態でミシンのガイドとして縫っても大丈夫です。

裏衿側の縫い代をぐるり5㎜カットしてください。
縫い代の厚みに段差をつけます。

衿周りの縫い代を裏衿側からアイロンで折り返す、角は切り込みを入れて、縫い代の重なり部分はカットして調節してください。

衿の角の縫い代を指で押さえながら、表に返して、アイロンで整えます。
台衿切り替え位置で落としミシンをします。

周りを0.5㎝巾ステッチをかけます。
持ち出し布に挟み込むとこもミシンで仮止めしておきます。

パターンに外回り、厚み分を計算しているので、きれいに衿が返ると思うので、あとはプレスで整えてください。

周りに0.5㎝STと台衿部分に落としミシンをする前に
きれいに衿が返るか、衿の角の小丸は左右対称か
確認したほうがいいですね。

衿持ち出し布の、衿を挟まない側、アウトカーブのほうの縫い代を1㎝でアイロンで折って跡をつけておきます。
インカーブのほうで衿を挟み込みます。

衿持ち出し布を表に返して、アウトカーブ側も二つ折りし、周りコバステッチをかけていきます。

ヨレヨレしていますが、しっかりアイロンかけて
整えてください。
裏から見たとこ
表から見たところ

衿持ち出し布側に釦ホールを5個開けていきます。

衿を付けた状態

この衿のパターンは、生地の厚み分を展開しているので、中肉ウール程度の厚みが適していると思います。
つけ衿持ち出しを付けずに身頃の衿ぐりに挟み込んでも大丈夫です。
衿を素材違いにしてみたり、衿と袖口のタブ、ベルトを配色にしてみたり、
いろいろとアレンジを楽しんで下さい。

②後ろタック(上端は8.5㎝、ウエストは5.5㎝)を中縫いする。

タック奥を割ってアイロンをかける。上端はぐるり0.5㎝でステッチをかける。

ウエスト側のタック奥は割って、
1㎝巾の横ステッチでタック奥固定する

③袖口を縫い代3㎝でアイロンをかけておく。袖のタックを中縫いし、タック奥の縫い代を割って、落としミシンで固定する。

(タックを中縫いしてからだとアイロンをかけずらいので)

④袖口のタブを作る。

中表に合わせてから周りを縫い表に返して、周りにコバステッチ+0.3㎝巾ステッチする。23mm巾の釦ホールを開けておく。(釦ホールの大きさ、厚さによって調節して下さい。
袖の前側切り替えのタブ位置に仮止めしておく。

⑤袖と脇マチを縫い合わせて、ロック始末をする。脇マチ同士の袖下を中縫いし、ロック始末をする。

⑥前身頃と前脇身頃を縫い合わせて、ロック始末をする。中心高に倒して0.5㎝ステッチをして、4㎝タック中縫いする。上下0.5㎝横ステッチする。



4cm中縫いする
タックを固定するために横0.5㎝ステッチする


⑦脇下身頃のタックをたたみ、仮止めしておく。

⑧脇マチと脇下側身頃を縫い合わせて、ロック始末をする。

⑨前身頃の切り替えにポケットを作る。前後身頃と袖、脇マチ脇下身頃を縫い合わせて、ロック始末する。

縫い代は中心高に倒して、0.5㎝巾STをする。

ポケットの作り方

前ポケット口に伸び止めテープを貼る


前身頃のポケット位置と手前側袋布を中表に
合わせて、コの字に縫い合わせて
角に切り込み入れる


縫い返して、プレスで整える
ポケット口に0.5㎝巾ステッチをかける
ポケット向こう側袋布を重ねて
周り1㎝と0.7㎝の2度縫いして
ロックをかけておく


前ポケット口を縫いこまない様に
脇下側身頃と縫い合わせる

⑩前後見返しの肩線を縫って、縫い代を割っておく。

見返し端はパイピング始末をしておく。

ロック始末でも可です

⑪右前見返しと右比翼布と中縫いする。右前端も比翼布と中縫いする。*わかりずらいので後日また解説します。


見返しの比翼付け位置に合わせて
比翼を縫い付ける
右前身頃も比翼布と接ぐ
縫い代を割る
比翼布の中心を谷折りにして
プレスで押さえる
比翼布の上下端を中縫いする
比翼布が付く部分をよけて、
ぐるり見返しと中縫いして表に返す
比翼部分の表側は内コバステッチを
見返し側はコバステッチをかける
比翼が付く見返し側は表より3mm控えて
アイロンで整える

最後に釦と釦の間の比翼布の内側を止め付けておく。

⑫身頃に見返しを付ける。

裾、前端、衿ぐりを一気に縫い合わせる。(右前は比翼布がついているところはさけて上下縫う)
衿ぐりの縫い代に切り込みを入れる。裾と衿端の角は縫い代を三角にカットして、見返しを表に返して、アイロンをかけ、衿ぐりに0.5㎝巾ステッチをかける。比翼布に釦ホールを開ける。比翼布がねじれやすいので、比翼布の谷折り近くで軽くしつけをしておく。

⑬右前端に比翼押さえステッチを前端から3㎝のところにかける。

アイロンで整えて、しつけをしてから比翼押さえステッチをするとねじれにくいです。

⑭衿ぐりの内側に釦を付ける。左前端に釦を付ける

つけ衿の持ち出しに開けた釦ホールの位置と様子を確認しながら調節してください。

⑮裾と袖口にロックをかけて。裾は4㎝で折り上げてアイロンをしてまつる。袖口は3㎝で折り上げてアイロンをしてまつる。


⑯ベルトを作る。ベルトループを付ける。


後ろ中心はベルトループをクロスさせる
上下二つ折りコバステッチ


後ろ脇切り替えに止付ける
上下二つ折りしてコバSTする
ベルトは中縫いして縫い返して
縫い目が裏側の中心にくるように
周りコバステッチ+0.5㎝巾ST
ベルト端は三角
裏側に縫い目が来るように
バックルを挟み込む端は
縫い代を折り込んで周りステッチする
バックルの巾に合わせて折り込む巾調節してください
最後にバックルの中心を挟んだ
付け根を手縫いで止付ける
バックルが安定します



バックルの中心を挟んだ
付け根を手縫いで上下止付けると
バックルが安定します

追記
ポケット袋布を前見返しに糸ループでふらふらしないように固定する。

生地に合わせた糸色を使用して下さい


完成になります。



前あきですが、比翼布を付けずに、釦を表に出す仕様に変更しても大丈夫です。また、ショート丈の様にファスナー仕様にしてもいいです。
前立て切り替えにしてもいいと思います。
いろいろとアレンジを楽しんで下さい。

                       

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