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早めの終活スタート : ミニマリストの娘ともったいないが口癖の母との終活日記(第3話)

こんにちは。終活日記 第3話です。
私のミニマリスト生活が終活にすすみ、その影響が母にも終活を始めさせるきっかけになったお話は、第1話、第2話をお読みいただけると嬉しいです。

さて、私の終活で最初に成功したのが、モノを減らし、余裕のある居住空間を手にいれたことでしょう。1ルームマンションなのに、でんぐり返し3回転はできる広さをキープしています。(写真)ただ、モノがないとシンプルでいいのですが、ちょっと寒いです。
心が…ではなく本当に部屋が寒い。これって私だけかしら?

ちょっと脱線しましたが、ミニマリストになることで、安全・安心な環境づくりができました。(第1話参照)終活は、老後についてエンディングノートなどを用いて、家族や信頼できる人に託しておくことも重要なのですが、安全・安心な居住スペースで暮らすことも大事なのです。

例えば、部屋で転倒する ➡ 転倒をきっかけに歩けなくなる ➡ 認知症になる ➡ 老後の予定が狂う。こんなことを防ぐためにも、最初に取り掛かるべき終活は「不要なモノを片づけること」です。「そのうち」「次の休みに」と後回しにせずに、動けるうちに少しずつ片づけることをお勧めします。

私の場合はミニマリストの生活を手に入れたことで、終活の第一歩である老後に向けた断捨離に成功したわけですが、同時にモノへの価値観も大きく変わりました。まだ早いといわれるかもしれませんが、自分の老後をイメージすることも終活の第一歩です。わたしの老後はおひとりさまです(もしかしたらシニア婚に成功する可能性もあるかも)。
そのおひとりさまは普段の生活の中で頼るひとがいないのです。小さなことでも「一人でできるのか?」を検討しながら生きていかねばなりません。その例はこんな感じ。

重い荷物を「ちょっと持って」と言える人がいません。加齢に伴い自分の体力と筋力にあった荷物に変えなければなりません。先日はこたつを持ち上げてギックリ腰に。こたつは老後に厳しいと判断し断捨離しました。こたつセット一式が不要なので、布団もカーペットも捨てました。部屋がまた寒くなります。今年自分を暖めてくれるものは何?もはや、サバイバルな生活になっています。

洗剤容器の商品表示が見えない=老眼です。「これ何て書いてあるの?」と問える家族もいないので住居用洗剤は1種類にしました。たくさんあった洗剤を断捨離です。買うのもラク、掃除もラク。
ちなみに「ウタマロ」を使用しています。


鍋や皿も大きなものは重たく、扱いが不便なので処分しました。そもそも、その大皿に何を盛り付けていたのかも思い出せません。独り身が長い割に、大家族用の食器などがあると急に寂しくなります。精神的にも良くないので処分しました。

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モノを片づけるときは、「なぜ自分はこれを買ったのか?」「何をしようとしていたのか?」なんて自分突っ込みすることが多いのです。二つのそろいのマグカップなんて…私は誰とお茶を飲みたかったの?お客様用の箸、使うことなくキレイなまま。これは誰に使ってもらいたいの… 
あ~これ以上話すと悲しくなるので、そんな気持ちも含めて処分!

モノに対してこういった感情が湧き出ることは多々あります。
モノが多ければ多いほどこの「ちょっとしたマイナスの感情」とも戦う必要があるのです。だとしたら、出来るだけそれを昇華できる若いうちがいい。歳をとると面倒だという気持ち以上に、寂しいとか侘しい気持ちに耐えられなくなります。そのためにも、モノと向き合う終活は早ければ早いほど、片付けもどんどん進むのです。

モノを捨て、ミニマリストになったからといって、「買わない」「増えない」から切り離されるわけではありません。趣味ができれば趣味のモノが増え、シンプルになれば本当に必要なモノがわかり、厳選して買えるようになります。もしかしたら、「すっごく欲しいモノ」が他の人から見たら、「ミニマリストでもムダなモノ買うのね~」なんて思われるかもしれません。(たぶんそうでしょう 笑) それでも自分の欲しいと思ったものなので幸せですよね。

よく、「ミニマリストはモノを買わないのでお金が貯まるでしょ?」という質問を受けますが、モノを買わないので貯まるというのは当てはまりません。お金の使い方もシンプルなので、家計の収支が明確になり、どうすればお金が節約できるのか?何が自分に合った投資なのか?といったことにも向き合える余裕ができるのです。無駄遣いがなくなったという理由でお金の管理ができていると言えるでしょう。
この家計のダウンサイジングについても私の所属するトモミナ企画でセミナー等開催しているので興味ある方は参加してみてください。(脱線ついでの広告すみません)

終活期間は考えようによっては長いです。しかし、元気に動ける時間は自分が想像しているよりも短いです。私が終活をしていると言うと、周囲の反応はほとんどが「もう?早くない?」です。まあ、早いのかもしれません。しかし、時間に余裕がある分、自分のペースでじっくりと考えることができます。この自分のペースで老後を考えることが大切です。不安が一番大きいお金についても「今、何をすべきか」を考えることができるので、不安に押しつぶされそうだという状況からは抜け出せました。お金は重要なテーマ。お金に関する終活事情も今後お話していこうと思います。

今日の締めは、「終活は早めに始める!」
 


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