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本を読んで欲しかったあの頃
私がnote を始めたきっかけのひとつに、自分のインナーチャイルドを癒すためというのがありました。幼少期からの記憶をたどって発信していくうちに、その時の思いを詳しく思い出し味わい、癒していけると思ったからです。
小さい頃の記憶や感情はたどりきった!と思っても、また見つかるものなのですね。また出てきました。今日も忘れないように残したいと思います。
70年代、あれは私がまだ3歳の頃。私にはまだ兄弟もおらず、日中は、家にいる祖母と居るか、近所に住む母側の祖母と居るかでした。日中お昼寝をして目を覚ますと、指で布団の生地をつまんで、親指と人差し指から感じる滑り具合を楽しみました。そしていつもなにかつまらないなと感じていました。
本を読んでもらうのは大好きでした。夜、お母さんに本を読んでもらうのは、ほんとに嬉しい。
でも、お母さんはいつも忙しくて本を読んでくれる時間がありませんでした。たまに寝る前に本を出してくれる時がありましたが、お父さんに「もう遅いから電気を消して寝なさい」と言われて、結局読んでもらえなかったという記憶が何度もあります。悲しくてしょうがなかったけど、我慢しました。
私が母親になった時、子供達がほんの小さいうちから毎晩毎晩本を読み聞かせました。上の子が小学6年生を終えた3月いっぱいまで読み続けました。
あの頃は、ただ子供に良いだろうなと思って毎晩しぶとく読んでいましたが、私の隠れた想いがそうさせていたのかもしれないと、ふと昨日気づいてしまいました。
恐るべしインナーチャイルド。まだまだ何かが潜んでいそうです。ゆっくりですが、中学、高校も追って見ていきたいと思ってます。
ちなみに、私の子供達は、読み聞かせの途中に寝てしまうことが多く、結局話が分からなかったとよく言ってました。しかも自主的に本を読む姿があまり見られません(´༎ຶོρ༎ຶོ`)。悲しみの母です。自己満足だったのだと思います。でもそれで良いのだと思っています。
そして、あの3歳の頃のつまらなそうに我慢していた私を抱きしめてあげたいと思います。