髪を切ってモンキー
80年代、私は中学生でした。
小さい頃から、父から「短い髪がいい」と言われ、約1ヶ月に1度、髪が伸びて耳たぶが隠れた瞬間から、毎日毎日髪を切るよう言われました。耳たぶと眉毛は髪で隠れないのが必須でした。
これが嫌で…。
私も女子っぽい髪型にしたい。
ロングヘアにしてみたい。
せめておかっぱでもいい。(その頃ボブという単語を知りませんでした)
全て却下でした。
小学生の頃は父の行きつけの床屋に行ったので、顔剃りが必ずあり、元々太い眉の私は、思い切り眉毛が凛々しくキリッと生まれ変わり、何度家に帰って泣いたことか。
中学生になると、同級生に人気の床屋(やっぱり床屋なんかーい笑)に、友達と一緒に行き、眉毛は少々細めでとオーダー。長年涙した眉毛問題は解決しました。
しかし、耳たぶは出ないといけないため、やはり同じような耳の横に段ができるショートカット。そして部活でついたあだ名はモンキー。
高校を卒業して親元を離れた時、まず髪を伸ばしました。今まで抑えられてた分、超ロングヘアにしました。もう短くする気は起きませんでした。
父は私が帰って来た時、特に何も言いませんでしたし。(どう思っていたのかなぁ)
気づくと30年間、ロングヘアで通してきました。
2年前、そろそろ白髪も出てきたので、急にバッサリ切りたくなり、切りました。
へぇ案外いいかも。
今は耳たぶは出てませんが、短い髪を楽しんでいます。1ヶ月経つと、あー切りたい!と思います。あんなに切るの嫌だったのに。
今またお父さん好みかもね、しかも自分から進んで切りに行っちゃってるよ(床屋じゃないけど)、なんて思ってしまう、今日この頃です。