フリーランス日本語教師に値上げは可能?
学習者との直接契約でレッスンを進めていくと、どこかのタイミングで値上げを考える方も多いのではないでしょうか。
直接契約でレッスンを始めるまでは
「私は経験も浅いし自信もないから・・・」
と控えめな価格設定をしていても、クライアントが増えるにつれて
「あれ、もしかしてもう少し価格を上げてもいけるんじゃない?」
「この価格じゃ安すぎる!」
というふうに感じ始める方もいらっしゃると思います。
その”値上げ”をするのはどんなタイミングがいいのでしょうか。
私も以前値上げを行いました。
それはどんなタイミングだったかと言うと、一つは消費税増税のタイミング(5%から8%)。もう一つは受け持つ学習者が増えすぎて負担が大きくなった時です。
ここで多くの方が気になるのは、値上げを伝えた時の学習者の反応ではないでしょか。
消費税増税のタイミングで値上げをした際は、もちろん皆さん納得してくださいました。こればっかりは仕方ないですよね。
そして自分の負担が大きくなった時ですが、実はこの時も皆さんすんなり納得してくれたんです。
それはなぜかと言うと、なぜそうしなければならないかをきちんと伝えたからだと思います。
あくまで私の場合ですが、私は値上げについてこんな風に学習者に伝えました。
「今日は大切なお話があります。実は次の4月から値上げをすることにしました。なぜかと言うと、クライアントが増え過ぎて、準備の時間が間に合わなくなってしまったからです。〇〇さんもご存知だと思いますが、私はクライアントのニーズや生活習慣に合わせて一つ一つ宿題や教材を用意しています。今はクライアントが増えすぎて、その準備の時間が足りません。だからこの価格(値上げ後の価格)でも私とレッスンをしたいと思ってくださる方に残ってもらいたいと思っています。4月までまだ時間があるので、少し考えてみてください。」
その結果何名のクライアントが離れていったかと言うと・・・ゼロでした。全員残ってくれたんです。私は値上げ後に”今と同じぐらい準備に時間がかかってもこれだけの対価が受け取れるなら納得できる”という価格を設定していたので、全員が残ってくれてとても嬉しかったことを覚えています。
私がここで感じたことは、”理由を伝えること”の大切さです。
例えば誰かと食事をする約束をしていたとして、急に
「本当に申し訳ないんだけど、時間を変更してもらってもいい?」
とだけ言われるより
「本当に申し訳ないんだけど、どうしても仕事が長引きそうだから時間変更してもらってもいい?」
と言われたほうが、この”時間を変更する”という依頼の受け入れやすさが違うと思いませんか。
つまり、理由があるほうが相手からの依頼を受け入れやすいということです。
前述の通り、私は各クライアントのニーズや生活に合わせてクイズや宿題、補助教材なんかも用意していました。それに時間がかかっているということはクライアントの皆さんに分かって頂けていたし、そこに価値を感じて頂けていたというのも全員が残ってくださった要因かもしれません。
そういう意味では、自分が値上げをすることに納得してもらえるだけの努力やレッスンに対する誠意がが伝わっているか?
そんなことも大切なのだと思います。
皆さんが値上げをしなければならない理由、クライアントが納得してくれる理由は何ですか?
昨日は久々に娘と公園に行きました♪インスタグラムでもプライベートの写真を投稿しています!ぞひ覗きにきてください!
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