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#やってみた (2月22〜24日)、小さな冒険(市民バスの運行状況の確認)

前回、帰省した帰りに駅の改札口で、田舎の市民バスの時刻表を偶然見つけた

本当にわかりにくい場所のパンフ立てにあった

駅前の市民バス乗り場も確認しておいた

さらに、その時刻表を広げて、自分なりに理解しないといけない

月〜金と、土休日とでは、路線が違うのである

土休日とは、振替休日もあてはまるだろうか?本当に運行しているんだろうか?
という好奇心と疑問の塊もあって、目的はバスで実家の近くの最寄りのバス停で降りてみる その「どんぶり路線」というものを初めて行きも帰りも利用してみた

予め、9時20分前につくように、JRの時間を調べて、家を出た


鶴舞駅

そしたら、雪が降ってきた 車窓からは、徐々に雪景色になっていき、少し不安だった

駅に着く

下見をしておいたバス停へ 雪が降る中・・

待っていると、若い男性と女性が「わかりにくいですね・・時刻表、どこにありますか?」と「タクシーの運転手も、ここの会社の人は無愛想だし、JRの人に聞いても知らないと言われて・・」「営業所は、閉まっているし」

「私も、最近やっと見つけたんですよ、それが改札口を出て、少し奥の方に立ててあったんです・・キヨスク入らずにその左手奥のパンフ立て・・」

私も、一緒に探してあげればよかったけど、バスが行ってしまう可能性もあるので、なんとか彼らの努力で、見つけられますようにと祈った。どうも、地元の人ではないような感じがした これを逃したら次がない・・

9時20分、少し前に「どんぶり路線」やってきて、乗車。少し前に地元民であろうおじいさんが、「あんた、どこまで行くの?」「・・公民館です」「来たわ、これよ・・」
すると、何やらお菓子やら飲み物をパンパンに入れた袋を持った高校生軍団がザワザワと乗り込んできた

バスが走り出すと、高校生らが「あそこが、〇〇の家、一人暮らししとるって・・」「じゃあ、今度行ってみるか・・」ザワザワ こんな様子は、初めてだった

よっしゃ、行きは実家近くの、幼なじみのYくんの家の向かい側のバス停で下車 乗車時間10分
実家まで歩いて5分 これだけでも小さな冒険
場所は、親父さんが若かりし頃、バラック立ての一杯飲み屋のあったところ
姉が言うには、「ゴミの集積場所」今、現在


雪が降って真っ白。こういう時、どこの庭の松もきれいに見える。

初日は、雪降りで外仕事もできず、母に手土産として「栗しぐれ」「ハニーピーナッツ」「コーヒービーンズチョコ」「きなこくるみ」どれも、小袋菓子。

母が、「止まらないわ、後を引く」と気に入ってくれた。姉にも食べてもらったら、美味しい!「ワクワク、ドキドキも必要だね」とかなんとか言って。


それらを10時と、3時の時間に、お茶を出して食べ比べていた
3時には、姉もやってきて、「ボブ猫、ボブ猫!!」と、BSなんとかで、「ボブ猫」を観ていた 猫チュールのコマーシャルごとに、姉「かわい〜い!!」
「次来るときは、マイケルとキジ子に猫用鰹節を差し入れするわ!!」
(それは、忘れてしまいそう・・)

4時には、母の入浴の介助、姉
私、母の湯たんぽをセット

姉が去ってから、母、「大根の味噌汁が食べたい、沢山作っても温め直せば、大丈夫」と言われ、有り合わせのインスタント味噌汁と、カピカピの味噌と、大根を短冊切りにして、乾燥わかめを入れて、なんとか仕上げた。
姉の賄いおかずは、肉じゃが(ツナじゃが)、白和え、具沢山スープがキャセロールに サバの味噌煮

母は、私の熱々味噌汁を食べてくれた
いつも母は、姉の賄いキャセロールの中身を自分用のスープカップに分け入れて、レンチンだから、本当の熱々は食べてないような
だから、オール電化でも鍋でグツグツ湯気を立たせたものを食べてもらおうと試みた(翌日の朝食も味噌汁、昼食で姉のスープを鍋に移して温め直して二人で食べた)

その時、「旅猫レポート、読めないからばあさんに、読ませてやって!」
「私、まだ読んでないからお先に読ましてもらう」
「明日、分葱もらいに行く!」
「10時前に来て、ジム行くから・・」



霜が降りてガチガチの地面、草取りができない。

中の日、雪は溶けても、霜でガチガチ
姉の家の方が早く日がさす
その様子を伺い、「分葱」取りに出かける
ピンポーンと鳴らして、インターホン越しに「分葱取りに来ました」
いきなりドアを開けると、マイケル、キジ子が習性で、脱走をするから

分葱取り終わって、またピンポーンと
今度旦那さんが出てきて、マイケル飛び出すのを足でなんとか挟み込む
「あの〜差し出がましいのですが、松の実習をさせていただきたいのですが・・」
「あっ、どうぞ、どうぞ!!」

母の家へ帰って、車庫で分葱の整理をして、土を落とし、洗い、干す(水切り)
新聞紙にくるむ

竹藪に、昨日の風雪で、折れた竹が転がっていたので、片付けて
「姉さんちの松、ご主人にちゃんと許可もらえたから、行ってくる」
いつもの母なら、「そういうのを『せんしょ』(余計なこと)という」とあまりいい顔しないが、
珍しく「行っておいで」

状態は、枯れ松葉がつもり、マツムシがわきそうな気配
枝抜きをして、枯れ松葉を物凄い勢いで払って
兎にも角にも、枝張りが見える状態にすればいいと
日光が均等に当たるようになれば、生育もよくなるだろう
その後、枯れてしまうかもしれない不安もあるけど・・
あまり自信がない

持参したゴミ袋に剪定ゴミを入れたり、
時には持参したお茶で
喉を潤し

姉、すっかりなついたマイケルを抱いて現れる
一緒になって片付けてくれるが
素手では痛い
チクチクする
ゴミ袋1個 次の日ごみ収集日だから
ちょうどいいとか
この日は、母から大根を
煮て欲しいと言われ、めんつゆ、アルモンで、つくね団子を
入れてなんとか
姉は、また別なおかずを
心に残ったのは、
「サバの水煮缶に大根おろし」通称、下宿のおばちゃんバージョン
あの頃、下宿の朝食がそれと目玉焼きと味噌汁を2年間食べ続けた、姉妹 (短大は長野市)
あの井口理さんもサバ缶の話を聞いたか読んだか
エピソードがあった サバ缶をフライパンで、調理、その後、ベースの人とまだ一緒に暮らしていて、「使った後洗ってないから臭くて使えなかった・・」のような話。メジャーになり始めた頃。

「このメニューは優秀な子供が育つのか
信州人にはサバ缶なのか・・下宿のおばちゃんの
娘さんは、スッチー(CA)だったよ 旦那さんは某放送局勤めだったから」
「やっぱ、『おじいちゃま』『おばあちゃま』っていうと
上品だね、お孫さんが呼んでた」

最終日
日のさす時間帯を狙って
前日のやりかけを
また、
ピンポーンと

ご主人が出る
仕切りに、
「どうやって、剪定するの?」
聞いてくるが

私も、おじさんからは、
あまり丁寧な教えは受けておらず
動画で、イメトレ、テキスト
大事なのは、「観察!!」
これがおじからの唯一の言葉だった

ご主人、私の憧れの3段脚立を用意してくれた
もう、あとは、独り言をぶつぶついいながら 松の木に向かって
「程々」にが大切なので
持参したゴミ袋1で、
掃き掃除をして切り上げた

前日に、姉の家の松の云われを母から聞いておいた
山から親父が見つけて、移植したもの
理想は「門かぶり」
しかし、車の出入りがあるので、あまり門の方に伸ばしても
邪魔となるが
松の枝は門(右方向)に向かっているようだ

お客様を迎える時に
歓待の意味として松の木を手入れ
しておくだけでも意味がある

分葱とか野菜の差し入れ、母の世話を
してくれる姉夫妻、家族への私の小さな小さな恩返し

姉、忙しいのに「竹の子(冷凍)と竹輪の炊き込みご飯」
を炊いて持たせてくれた

トラブル発生
母の部屋のエアコンが壊れた(そのエアコンは阪神淡路大震災の時からのもの)
室外機が動いてない
母、焦りまくる
御座敷に置いてある温風ヒーター(スタイリッシュすぎる)
でなんとか凌ぐとか
ところがリモコンの電池が・・
その取説を探し出して
電池交換がリチウムコイン電池なので、
ドライバーを使う 
なんとか開けて、
さらには、替の電池を買いに走る
「バスの時間が・・姉ちゃんにやってもらうから」
「エアコン業者の人にやってもらうから」

「でも、まだ2時間もあるよ
1時間前からバス停で待っていたらそれこそおかしい人って
思われるわ!」と、説き伏せて
なんとか温風ヒーターをリモコンで動作できるようにした



最後のバスの運行チェック
3時20分
時間通りに来た
駅まで10分
どんぶり路線は動いていた

市民バスの時刻表は、キオスクの前の柱に路線地図がべたりと貼ってあり、
その下に小さなプラのケースに入っていた
さらにキオスクより左奥にパンフ立てがあって、時刻表が他のパンフに隠れていた
問題の産業振興課のパンフ入れは空だった
もう私は部外者なので、それ以上のことはしません
状況報告だけ

市民バスは、猫バスのイメージに近い可愛いバス
住宅街の道も信じられない道順で行く
だから、時折観光バス気分にもなる
あの、ホルモン焼きまだやってるのか・・いい匂いが懐かしい

市民バス



**

名古屋に帰ってから
姉が持たせてくれた炊き込みご飯を温め直して
食べていたら
これが姉という母の味なんだなあと
娘っ子二人はこの味ですくすく育ち

なんかしんみりしてしまった。

2013年のドラマ「Woman」の昭和のお母さん役を
田中裕子さんが演じて、そのドラマの母の味が「ちくわチャーハン」

何かそれとかぶってしまい、
ジーンとなってしまった。
主人公がいつも空色のザックを背負っているところも・・
小栗旬さんが演じている亡くなった最愛の旦那さん役で、回想、実の母との出会いも、「あんた、地デジやらというテレビ買ってよ・・」と催促。さすが私は、テレビ嫌いなので、まさか夫が地デジ前に亡くなるとは思ってもみなかった
もう、地デジなんてどうでもよく今に至る


挨拶を交わした村人4人
水道屋のおばさん、「おはようございます!ぺこり」
姉の家のお隣のお母さん「こんにちは!ぺこり」(松を触っていたときに)
大地主のお姉さま「ゴミ拾いしてますよ〜」(格好だけ)
整備された模範的竹林の人「電動ノコですか」「やっぱ、割れますわ、今の時期挟まってダメだわ」(生の孟宗を引いてみえた)

出会った動物(猫は除く)
アオサギ・・近くのハス池で飛び立つ姿
狸か狐・・竹垣をくぐり抜ける犬でも猫でもない尻尾の太い茶色もの

遠縁の放置竹林の地主とのトラブル
母が元気な頃、家のリフォームを頼んだ大工、Kさん。よくしてくれたらしい。
竹藪も、太い孟宗竹引きもやってくれていた
Kさんは、男性なので、実家のすぐ上にある放置状態の竹林(遠縁の)に許可なく入って、孟宗を切ってしまった
それを地主が知って、怒ること、怒ること
おまけに、「1本 25万円」と、吹っかけられたとか バカバカしい
そういうこともあって、荒れ放題であっても、絶対に入らない
入ってはいけないと
だから、その横の彼らの休耕田も荒れ放題で、竹が生えてきたら、意地でも切ってやるとか 私の目が黒いうちはと、言っていた
本当に地主の変な利権があるかぎり、放置は放置のままほって置かれるのだろうか?と思った。こういうのを、「窯ぐれ根性」というのかなと。

(上の表題の写真は、鶴舞公園で撮った、クリスマスローズの花です。いつも、観察して、まだかなまだかなと花が咲く姿を待ってました。実家のクリスマスローズは、追肥してもう一年様子をみないと、株が小さすぎて今年は無理でした。)










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