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公園の紫陽花がきれいでした。・・天地真理さんの曲、アコギが聴こえてきた。(こんな日もあるさ。 #1)

いつもとは、違う、少し離れたイオンモールに、低脂肪乳の買い出し。

途中、公園の中を通過。散歩も兼ねてだから。

大きなネギ坊主のような花は、茶色にくすみ、おわりだな。


帰りは。

花しょうぶも、まだ綺麗に咲いていた。

その傍らに、紫陽花ロードという散歩道がある。

紫陽花が見事にポンポンと、咲いていた。

そうだ、紫陽花ロードを通って、帰ろうと。

すると、少し小高い、東屋から、ギターの音と、ポンポンとリズムをとる音と歌声が聞こえてきた。

「なんだかどこかで、聞いたことあるメロディ?」

「なんだっけ?」

「若葉のささやき・・・天地真理?」

「あら〜、渋い・・」

と、もう帰ろうと思ったけど、何か足を引っ張られて、天地真理へ近づく。

一見、中村哲さんの風貌の男性がアコギを持ち、譜面台をたて、弾き語りしていた。その横で、つれあいなのか、グループなのか、女性がドラムセットのシンバル、二つおき、板で作った箱のパーカッションでリズムをとって、叩いて見えた。時折、バーしょん!というシンバルを合間に入れていた。

アコギだった。

「天地真理とは、またまた・・」

「ネパールのお兄さんが、天地真理の大ファンだった・・」

「それで、日本語を覚えたみたい。天地真理は、発声がいいのか、日本語の滑舌が良かったみたい」


「なんか、リクエストしてよ。」中村哲。

考えているうちに、知らない曲を奏でて、歌っていた。

「これも、天地真理?」私と、パーのお姉さん。

じゃあ、「たんた〜たたた、た〜タタン・・♪」というのは?

「それは、名曲じゃないの!」中村哲さん。

「想い出のセレナーデ!」譜面をめくりながら。

中村哲、演奏始まる。歌も。

歌詞は覚えていないが、おそらく「山上路夫」の作詞じゃないかなと。

右手で、指揮棒のように、振って。少し、ハミング。

パーのお姉さん、「あなたも、叩いて行かないの?」

「ダメダメ、右手痛めているから・・」

「歌ったら?」

「私、チョー音痴」

(内心、いい年寄りがここで、舞い上がっても仕方がないと、自制心が働く。薬が効いている。)

演奏の途中で、紫陽花ロード経由で、帰る。

プロなのか、アマなのか、綺麗なモデルさんを雇い、写真撮影中。ポーズの作り方が、半端でなく、お綺麗。

その次に、赤ちゃん三人を並べて、写真撮影も、可愛かった。

更に、浴衣姿の女性モデルさんを、写真撮影。ポーズを、さっさと、変える姿は、はあ〜と、ため息をついてしまった。


撮影が終わると、カメラマンが、「ありがとうございました。」(通ってもいいですよ。の合図)


紫陽花の不思議は、短い区間で、青、ピンクと、変化をつけてあり、土中の酸性、アルカリ性、で、紫陽花の色は変化するので、そこまで、管理しているのかと、思うと、また、ため息が出る。

紫陽花も綺麗だったが、モデルさんの彼女たちも、お綺麗だった。昔の美人と今の美人の尺度は違うのだ。


本当は、「岡田奈々」の「青春の坂道」をリクエストしたら、どうなったんだろうとか。

ボブディランも、良かったかもしれない。だけど、譜面がないかもしれないとか。

やっぱ、ノラジョーンズだな・・と。


一人ぶつぶつ思いながら、帰路に着く。買い物と散歩としては、サイコーだった。


こんな日もあるさ。


寂しくなると 立ち寄る

駅裏の あの公園・・



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