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「公園で、ミーアキャットを見た」 こんな日もあるさ #Ⅺ

いや、これは、事実です。

公園の片隅で、何やら女性やら子供の小さな人垣ができてました。

猿回しの如く、子ミーアがそれぞれリードに繋がれ、女性や、特に大人の女性の周りを、チョロチョロしてました。中には、いつもの、お立ち姿になったり。

リードを握る飼い主の若き男性。

私も、ついつい、その輪の中に入ってしまい、ま、マジで・・。

若き青年に、「本当に、ミーアキャットって、飼ってもいいんですか?」

「はい、飼えます。」

「何を食べさせているんですか?」

「キャットフードです。」

「ミーアキャットは、何族なんですかね?」

「イタチ系?」

青年、考えて、「マングース系・・」

「じゃあ、蛇退治には、いいかも。うちの屋敷の軒下に蛇が入り込んだから・・
ミーアちゃんを、1匹いいかも・・」


(実家の、母の家の仕事に帰っていた時、細い小さな蛇が軒下に縁とコンクリの土台がずさんに作ってあるんで、その隙間に蛇が入った。事実。)


「お母さんミーアは、あの大きい子ですか?」

「お母さんミーアは、家にいます」


私の、ワークマンブーツの足元にチョロときて、カリカリとやっていた。

チョロチョロと動き回るミーア、1匹だけでなく、チビちゃんが3匹、少し大きな子が1匹、チョロチョロ。リードを操る、青年もしっかりと、手元を握っている。

リードが細めで、人間様がそれに引っかかって転ぶのかなあと思ったが、なんせお立ちの姿勢が終わると、地面にチョロチョロはいまくる。


女性らは、かわいい、触ってもいい?

「いいですよ」青年。

なんか、不思議。

なんか、違和感。

子供の反応は、「なんか怖い・・」と。

私も、少し怖さ半分、珍しさ半分、可愛さ、四分の1。

最後に、サバンナというイメージがあるので、

「ミーアキャットは、何語を使ってますか?」

青年、少し考えて、「ミーアキャット語です・・」

青年よ、最後まで、責任を持って、飼って欲しい。
もしも、責任放棄とか脱走して、野生化してしまったらと、変なことを想像。

私は、最初、出張動物園かと思ってました。




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