見出し画像

2.フィンランド編|復活礼拝堂,図書館 Day2

前回の記事から時間が空いてしまった。年末に向けてもう少しピッチをあげていきたいところです...さてトゥルク2日目、最終日の今日はエリック・ブリュックマン復活礼拝堂を観に行きます。ホテル最寄りのバス停から礼拝堂最寄りのバス停(Uusi Hautausmaa Nya begravningsplatsen)まで24分、降りて数分とアクセスはよかったです。

朝の光がとても美しい

復活礼拝堂

礼拝堂は日、月が休みのようで中には入れませんでしたが、外だけでも雰囲気を感じてきました。礼拝堂の周囲に広がる深い松林に差し込む光が、葉や雪を美しく照らしていました。

礼拝堂は戦時中に設計され1941年に建設されました。建物は松林の方向へ開かれ、桟で構成された繊細なガラス貼りを通して、ほどよい光が内部に差し込みます。内外の繋がり、自然との一体感を感じられる心地よい空間なのだろうと思いました。

植物のデザイン

設計者のエリック・ブリュックマンは戦争で親友を亡くしており、その深い悲しみを経験しています。葬儀や故人を偲ぶ場所として人々の悲しみを包み、希望をも与えてくれる素敵な建築だと想像します。

ー12℃は凍える寒さ


トゥルク市立図書館

続いてはJKMM Architects設計トゥルク市立図書館へ。街の中にあるのでバスで数十分。最初に申し上げますと、ちらっと寄る程度に考えていたのですが、行ってみたらめちゃめちゃいい建築でしたー。建物全体を把握していなかったので立ち入らなかった場所がたくさんあってとても悔しかったです、、。

2007年にJKMMアーキテクツが設計した建物は、既存の古い図書館に接続され、敷地の中央にオープンスペースを設けた構成です。古い建物の内部は、多方向に配置された中小の部屋や本棚で多様な居場所をつくり、こじんまりして落ち着いた雰囲気を感じました。

新しい建物の方は、吹き抜けのある大空間でとても開放的でした。木や石など自然素材を使用したマテリアル、建物やインテリアの洗練されたラインがとても美しい空間でした。

ヘルシンキへ移動

すぐ近くのカフェ(Café Carré )でゆっくりしたあと、高速列車VRに乗ってヘルシンキへ向かいました。

列車は2人で11€とお手頃。(Omioで予約)
窓の外にはピンクにかかった雲とブルーの空がとても可愛らしかったです☁️

次回、いよいよアアルト建築!


訪問:2023年11月27日 
執筆:2024年11月29日

いいなと思ったら応援しよう!