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2.フィンランド編|アアルト自邸 Day3 1/2

年の瀬ですね。寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか❄️この旅もちょうど1年前のことだと思うと月日は早いなと感じます...。さてヘルシンキには主にアアルト建築を目的にやってきました。

宿に到着

トゥルク(クピッター駅)からヘルシンキ中央駅までVRで1人1000円、2時間足らずで到着しました。ヘルシンキには、Airbnbで予約した上記の宿で4泊5日過ごしました。節約のためにスーパーで食材を買って調理ができるキッチン、冷蔵庫付きの宿を選びました。お手頃で、2人で過ごすにはちょうどいいサイズの部屋でした(^_^)暮らしてる感を味わいたかったのでよかったです🏠

アアルト自邸見学

翌日、アアルトの建築を観るための1日が始まりました。今回は自邸とスタジオの見学をしますが、事前にアアルト財団のHPから予約できます。1時間の英語ガイド付きツアーでアアルト自邸:大人30€、アアルトスタジオ:大人20€でした。

アアルト自邸の最寄りのバス停(Munkkiniemen aukio)から歩いて10分ほどで着きました。

途中で見つけた赤煉瓦の建物
白ぶちの開口部が雪とリンクしててかわいい
玄関

到着!雪景色の中、外壁も白いので、木製の玄関ドアが引き立っていますね。12時〜でしたが早めに着いたので庭の方を見学。

庭の方

最初に、建物がきれいだな?と印象を受けましたがメンテナンスのために塗装されているようで納得しました。外壁は、滑らかな白いスタッコではなくて粗い白いレンガを使用しています。下地が見え隠れし、色と素材が調和することで、豊かな表情を生み出しているように感じました。

動物の足跡

建物内へ

まず初めに、オフィスとして使われていた部屋でガイドさんがお話ししてくださいましたが無念ながらほとんど聴き取れず...(後日ボイスメモで翻訳...)ちょうど、AALTOの映画を見ていたので内容は入りやすかったです。この建物をはじめ、様々なプロジェクト、アルヴァの建築思想、アイノやエリッサに関するお話など幅広く伺うことができました。

部屋の隅には、アルヴァの席があり外の景色を見渡せる窓があります。開かれた広場は、学校の運動場のようで気持ちよく視線が抜けます。

スタッフの席の窓はハイサイドライトになっており、視界が遮られるため、仕事に集中できそうな環境だと感じました。また、現状のように物を置くにも適した壁に見えます。

リビングとオフィスの間には間仕切り壁があり、ダイニングルームまで繋げることができますが、実際にはこのように開けて使うことはなく、仕事とプライベートは分けられていたそうです。そのためスタッフがリビングに来ることはなかったそうです。

窓際には植物が多く見られます。その先の庭には、リンゴやプラムの木が植えられており、花が咲き実がなる季節のサイクルを楽しんでいたようです。

アアルト夫妻がデザインした家具が並ぶ

2階へ

2階は1階よりもプライベートな空間です。中央のオープンスペース、夫婦の寝室、子ども2人の部屋とゲストルームがあります。

オープンスペース
曲木のブラケット
アアルトらしくかわいいですね

2階の床はお手入れしやすいリノリウムが使われています。

寝室
子供部屋
色合いがとてもかわいい...
カーテンは窓を覆うように
取り付けられています
この部屋は入れませんでしたが
おそらく子供部屋
ゲストルーム

廊下には、自然光が部屋の奥まで届かないことから天窓を設けています。

最後に1階にあるミュージアムショップを通って外に出ます。色々ほしいなと思いましたがリュックに入らないのでパスしました。

記念撮影

そんなことで、あっという間に1時間のツアーが終了しました。アアルト建築は夢見た場所だったので、実物を観ることができた喜びと、実体験を通じてアアルトの温かみのある建築の良さを実感できてとても良かったです。

近くのカフェへ

アアルト自邸の見学が終わり、14時〜スタジオの見学を控えているので近くのカフェで休憩。自邸からスタジオまで歩いて5分ほどの距離で行ける近さです。ひとまず湖のほとりにあるカフェを目指します(Café Torpanranta)

目の前の湖は凍り、あたり一面真っ白❄️

大体のドリンクは、たっぷり入っていてお得感あります。チョコケーキを頼んだらミント入りで苦手でした。ここでアアルト建築の感想を語り合った気がします☕️

次回、アアルトスタジオへ


訪問:2023年11月28日 
執筆:2024年12月28日

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