2.フィンランド編|アアルトスタジオ Day3 2/2
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。2025年最初はアアルトスタジオからお送りします。アアルト自邸を見学し、14時からスタジオの見学をします。
アアルト自邸見学
まずはじめに食堂に案内されました。
1階で見学できる場所は、食堂と入り口近くのショップくらいでした。他には現在事務所として使われている部屋がありました。
2階へ
階段を上ってすぐに広いオフィスがありました。現在も利用されているようですね。ハイサイドライトから穏やかに入る光がブルーがかっており、なんとも言えない爽快感がありました。
プロジェクトで使用、検討されたマテリアルも展示されていました。
よりオープンなスペースに移動しました。アアルトのスタジオでは有名な場所ですよね。
壁には色んな写真が飾ってありました。当時は大きなプロジェクトの打合せに使っていたとか。スタッフは20人以上いたそうですね。
内と庭を繋ぐ連続窓がとても良いなと感じました。テーブルほどの高さにある腰窓は、椅子に腰掛けながら外の景色を眺めるのにちょうど良いなと思いました。またこの窓は、開閉可能ですが普段は開けることはないようです。換気は、両端にある小さな通風用の窓を開閉して行われているとのことでした。
ちなみに、外の劇場では音楽会が開かれることもあり、ガイドさんご自身も演奏するそうです♪
部屋の壁材は、ダンボール、木毛セメント板やファブリックなど様々な素材を使用していました。
最後にショップをチラ見して帰ります。日本語版の本が現地でふつうに売っていることに日本との親和性を感じました。
見学では、靴や手荷物は玄関横のスペースに置いて中へ入ります。当時もこうやって使っていたのですか?と聞いたら、おそらく、使っていたでしょう。ブーツには雪も着くので室内靴に履き替えていたでしょう。とのことでした。
外に出ると、すでに薄暗くなっていて、部屋からもれる暖色の明かりが心を和ませます。
今は雪が積もっていますが、暖かくなったらここで音楽会が開かれるのだろうと思うと、とても素敵で想像が膨らみました。
アアルトスタジオの中で、庭の劇場を曲面で囲む構成が個人的にとても印象的でした。森や自然の中ではなく、ある程度の住宅街の中でも、建築の工夫次第で余白のある空間を生み出せるのだと改めて感じました。
街歩きへ
ヘルシンキの街の方へ。世間はクリスマスモードでイルミネーションがきらきらしていました🎄上の方はきれいですが、足元は雪と地面が混ざってどろどろしている場所もあるので注意ですね。
何かお土産を買いたいという欲もあったので現地の雑貨屋さんを回りましたが、結局ラプアンカンクリで薄手のタオルを買いました〜。
部屋で夜ごはん
そうこうしてるとあっという間に夜。スーパーで食材を買ってきてキャンドルを焚いて音楽をかけて夜ごはん。これがとても楽しい一連の流れです。特に生ハムとサラダとお酒は欠かせませんでした笑
次回、ヘルシンキ街歩き,図書館!
訪問:2023年11月29日
執筆:2025年1月3日