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【Well-beingと出会って人生変わった話】
初めまして、スミス知美です🌿
私はプロのライフコーチとして、目の前の人が「大切なものを大切にできる選択をとり、一歩を踏み出す」サポートをしています
私がなぜwell-beingのことを常日頃考えているのか、そのきっかけについて綴りたいと思い、初めてnoteを書いてみています。
アメリカ人夫との馴れ初め
国際結婚をして7年目。日本に住みながらも苗字を「スミス」にしたもんだから、初めて出会う人には必ず馴れ初めを聞かれるし、旦那さんの存在は私の自己紹介の一部にもなっている。
高知の道端で出会い、後に高知に移住させる、という映画チックな出会いをしている訳なので、私はお付き合いを始めた頃から結婚を意識していた。
運命的な出会いから一変
が、しかし、付き合ってから数年後、彼には結婚願望がないことを知る。(がーん)日本の田舎で生まれ育った私にはその感覚がわからず「結婚をしないカップルが増えている」というのは都会の話な気がして、人生どん底な気持ちになった。ぎゅっと胸が締め付けられる日々を過ごしていたことを今も鮮明に覚えている。
究極な二択の選択
「結婚を諦めるのか?」「この人との人生を諦めるのか(別れるのか)?」という究極な二択の選択に追いやられ精神的にかなりのダメージを喰らった。
ここでまた悲しいのが、彼は私のことを嫌いというわけではなくむしろ大好きだということ。(自分でいうのは恥ずかしいけれど)生まれ育ってきたバックグラウンドが違い、交わらない価値観を持つ者が2人いるとなんとも残酷なことが起きるんだなぁと思い知った。
20代後半に入った私の周りには、毎月のように「誰が結婚する、誰の結婚式がいつある、誰が妊娠した」といった話題が常にあったし、歳上の彼の周りはすでに家庭を築いている友人だらけだったから、どこに居ても心ここに在らずという感じだった。「30歳までには結婚」「子供の顔が早くみたい」なんて言葉を聞くと常に心がざわざわしていた。
そしてまた、彼ももがいていた。母国を離れて好きな人と生活をしているのに、なぜ法律やら「紙」に縛られた選択をしないといけないのか、大人になってまで自分の人生について周りの言葉に耳を傾けないといけないのか、納得ができていなかった。
私が、私のことを何も知らない、という事実
私だけが苦しいわけではない、と気づいたら相手を責める必要を感じなくなった。そこから私たちの対話は始まった。それまでも自他ともに認める仲の良いカップルだったけど、私たちの人生と向き合うための本質的な話をすることが増えた。
「結婚とは何か?」
「そもそも私(彼)にとって幸せとは何か?」
そんな哲学のような話をし始めてようやく気づく。自分の意見は誰かの意見で「私って、私のこと何も知らないじゃん」と。
救いは、お互いに「違うことが当たり前」という共通認識があったことだと思う。別れることになったとしても、今、お互いにとって納得できることはなんだろう?と思考が変わった。
その問いのおかげで、対話の中で自己探求をしたり、関わり方を工夫する日々を過ごした先に、結婚しましょうとなった。(急に省略しすぎw)
AかBではなく、Cという答えを2人で生み出した感覚。
「結婚」とは「一緒に人生を創っていくパートナー」と変換できた。
「他人の目を気にしたり、世間体や周りの意見に流された行動」ではなく「自分の人生と向き合って、在りたい未来のために意志を持って、思考や行動に変化を起こしていくこと」は、その先の人生に大きく影響する。そう感じられた原体験となった。
振り返って感じること
今振り返って思うのは、この過程がまさにWell-beingだと思うし、そこにはコーチングの要素が散りばめられていたなぁと。Well-beingやコーチングを
学びながら伏線回収をしているような感覚なのです。
私にとってWell-beingとは、「自分で自分を幸せにできている状態」のこと。
その時々によって、何が幸せなのか、はグラデーションのように変わっていくから一度何かをしただけではすぐに変わらない。そして主語は必ず「私」なのだ。私が私を幸せにできて初めて、大切な人を含めた「私たちの幸せ」に拡がっていく。
結婚前に対話を特訓して「この人とはちゃんと話せる!聴いてもらえる!」と確信したから、今となっては、子どものこと、働き方のこと、今興味があること、気持ちの変化をいつでも話せるし、今後も子供の教育とか挑戦したいこととかきっと老後のことなんかも話せるんだろうなぁと。
だからこそ、なんだかモヤモヤしているなぁとか、大切な人のはずなのにパートナーシップ・親子関係がうまくいってないなぁとか、自分のことを後回しにしているなぁなんて感じる人には、一度立ち止まって、ご自身と向き合う時間をとってほしいなぁと強く思う。
きっとその後のあなたの人生に、大切な人との関係に大きく影響するはずだから。