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メスケモ(一次創作 詩389)

とうとう夜が明けちゃった
あかつきのひかり
静かに入ってきて

コーヒーでも淹れるよ
「ん」
甘め?
「もち」

そう答えながら
あなたはわたしを引き寄せる
くるんと方向転換させられて

まだするの?
「ん」
のど渇いてない?
「唾液交換したい」

強く抱きしめられて
でも柔らかな接吻
舌先が遠慮もなく入ってくる

背中まで手を回したあなたは
せっかく着けなおしたブラを
流れのように外して放った

えと?
「見せておっぱい」
見飽きてるでしょうに
「一瞬とて同じものは無いんだよ?」

ゆっくりそっと
だけど魔法のように
あなたの指が動く

胸をまたもや
徹底的に責めてきて
声を無くすのがわたしには精一杯だ

「じゃあごはんにしようか?」
ふぇ?

残酷にあなたは笑う
完璧に見透かされているけれど
その被虐感が更に下着を濡らした

「のど渇いてるんでしょ?」
そうだけど
「ん?」
こんなにまでしといて……

手に落ちたわたし
あなたは思うままに操る
少し上がっている口角

「お願いはどうするんだっけ?」
さい……
「わかんないそれじゃ」
好きなようにもてあそんで!くださ……

狭いキッチンから
シーツぐしゃぐしゃのベッドに
あなたが手を引いていく

「奉仕すればその十倍の快楽あげる」
うー……
「我慢できないんでしょ?」
バカぁ!

あなたの胸を下着越しめちゃくちゃに揉み
あなたの股間に顔をうずめてショーツの上から
あなたの好きなところを奉仕する

「っとにかわいいな」
そんなことないもん
「垂れる寸前なのに?」
誰のせいよもー

あなたの笑みは淫魔のものだ
だけれどそれに
わたしは喜んで絡め取られている

「ブラ外して」
うん
「主従逆転」

それでもいいよ
あなたの
わたしの
夢の時間をまた歩き渡れるなら
なにも怖くないし
他になにも要らない
どこまでだってわたしは堕ちるし
もうただ快楽を貪り求める
一匹の単なるメスケモになっていて

(画像はPinterestより)

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ともみ
未熟者ですが、頂戴いたしましたサポートは、今後の更なる研鑽などに使わせていただきますね。どうかよろしくお願い申し上げます。