終わったはずの爪痕(一次創作 詩377)
なんで今さら、このタイミングで
話しかけてくるんだよ
終わったんだって
とうのむかしに、終わったこと
たしかに、消せない爪痕をつけられた
忘れることは決してない
それは、厳然たる事実だ
今だって、こう書いているほどに
わたしがいつまで経っても
お人好しなだけなのか
そう簡単には
人って変化できない、証左なのか
すでに終わったこと
あのときのわたしじゃない
なのに、忘れられない思い
あまりにわたしが、おバカだから
ため息も苦笑も、出やしないよ
(画像はPinterestより)
未熟者ですが、頂戴いたしましたサポートは、今後の更なる研鑽などに使わせていただきますね。どうかよろしくお願い申し上げます。