無惨に(一次創作 詩309)
必要なかった
明日なんて要らなかったんだ
ただれた今日と今夜だけを
ゆっくりと愛撫して
見えていても見えないように
視線を明日から逸らしていた
どうなるものでもなかった
明日は冷酷にやってきた
つらさは間引きするしかなくて
最高に際立ったリアルなことも
枯れた花と一緒に摘んだ
今現在のわたしにできることは
せいぜいがこの程度で
どうやってもこの程度で
やはり無下に無惨に来訪する
あの明日に怯え続けるのが筋なのだ
(画像はPinterestより)
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