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灯火と(一時創作 詩212)
そのときに感じていたことは
わずかな切なさと
大半を占める茫漠とした思い
でもそれで良かった
幸いなど望んでいなかったから
今でもそれはあまり変わらない
欲が無いのかな
わからないけれど
自分がのし上がって
誰かを蹴落とすのであれば
進んで自分から崖下に落ちよう
生命について考えても
生きていたくもない
かと言って消える勇気もない
本当の幸いって
もう探し尽くされているけれど
どこかにはまだ
あるのかもしれなくて
小さく光っているのかもしれなくて
だからもし消えるときには
明滅する灯火だけ抱いて
迷惑なくそっと存在を消去するよ
詩のナンバリングですが、はてなブログからの続きの番号を踏襲しています。今までnoteに書いた詩は、欠番扱い……、かな?
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