サウジアラビア旅行【Day4:スーク見学 リヤド② 】
首都リヤドのスーク(市場)見学へ行きました。Derah Soukは、3日目に行ったホフフのカイサリヤ・スークより大きいです。
●赤白シュマッグを留める「黒い輪っか」の製作現場
サウジアラビア男性が頭に巻く赤白シュマッグ(スカーフ)を、落ちないように留める黒い輪っか(イガル)を作っているお店に行きました。
沢山のイガルが壁にかかってます。棚には、出来上がったイガルが箱に入ってます。
イガルは帽子と同じく、頭の大きさによってサイズがあります。ガイドのハンサムさんが持っているのは、頭のサイズの模型。後ろで、店主のお兄ちゃんがイガルを作っています。
イガルは、太めの糸みたいなものを編むか、巻きつけて作っているらしいです。イガイガした表面部分をバーナーで焼いて整えるみたいです。実演してくれました。
手前に見える白い糸や黒い糸で作るらしい。
もう少し大きなイガルの店の奥で、イガルを作っているおじさん。細長い機械の左右に糸をかけて撚っている感じでした。
●香木屋さんや骨董品店など
香木のお店では、香炉に火を点けてくれる店主さん。香りを嗅がせてもらいました。
アンティークショップのお店にも入ってみると、店主さんが色々説明してくれました。
このお鈴(?)は、木の棒で周りを撫でながら音を出してくれました。澄んだ高い音がうわ~んと響き、不思議な体験でした。
こちらのお店でも、見るだけで何も買わなかったのですが、親切に対応してくれました(^o^)
お店の奥には、マスマク・フォートレスで見たような木製ドアがいっぱい!いいなあ~、こんな素敵なドアを飾れるほど大きく、整理整頓された家なら…(苦笑)。
他にも、昔の銃や硬貨、美しい文様の壺など、沢山売ってました。
絨毯屋さん。店主が奥で座ってます。
高級サフラン屋さん。このサフランはどんな時に使うのか?は聞けずじまいでした。料理?お茶?香り?
数珠みたいなモノを売っているお店。イスラム教徒も数珠みたいなモノを使うんですね?
男性用の革のサンダル。柄も色もステキでした。女性用サイズがあるなら欲しかったです。
●現地で働く人シリーズ!
働く人シリーズ!
スークの通りの天井部分を塗装している職人さんが居ました。
スークの通りは広いけど、ガラガラです。店主は暇だから、イスを出して座っているみたいでした。
サウジアラビアは暑い国なので、お客さんが買い物に出てくるのは涼しくなる夕方以降のようです。
それなら、お店のオープンも夕方以降にすれば良いのに、なぜガラガラの時間帯でもオープンしているのか?が疑問でした。
「生産性が低いのでは?」と、ちきりんさん企画ツアーに参加していたので、思った次第です(笑)
●サウジアラビア男性が気になるのは…(笑)
ところで、ツアーメンバーの方がサウジアラビアの服とシュマッグを購入し、観光時にも着ていると、あちこちでサウジアラビア人から声をかけられていました。
現地の人にとって、自国の伝統的な衣装を着てくれているのがとても嬉しいみたいです。
ちなみに、一番多い現地でのリアクションは、シュマッグの巻き方が自分流と違って気になるサウジアラビア男性が、「シュマッグを巻き直しても良いか?」と聞いて、巻き直してくれるパターンでした。
シュマッグの巻き方は色々なパターンや、その人自身の好みもあるので、様々な巻き方をしてもらってました。
下の写真は、お店で借りた紺と黄色系の柄ガウンと、茶系の柄入りスカーフと、黄色と黒の輪っか(アラビアのロレンス風)を試させてもらっているところです。
黄色と黒の輪っか(アラビアのロレンス風)は昔のタイプらしく、初代アブドルアジーズ王も同じ輪っかの写真で写っています。
●スーク近くの町並み
町並みをパチリ。右側の建物の1階がスークのお店。左は住居のようです。TOYOTAやNISSAN、HONDAの車も見ました。
大家さんなら気になる住居部分。この建物は少し弧を描いているような形です。
青い空と、国章の入った白い時計台とヤシの木がステキでした。
屋外は暑いとはいえ、30℃以下、多分25~6℃ぐらいだったと思います。リヤドやホフフは雨が少ない地域なので、カラッとしてました。