サウジアラビア旅行【ラスコーの壁画がここにも?!】
ハイルの街からジュッパへ、2時間ぐらいかけてバスで移動しました。
途中で、マクドナルドやダンキンドーナツのお店もありました。
とはいえ、イスラエルとガザの衝突が起こってからは、サウジアラビアの人達は米系チェーン店には行かなくなったようです。米系チェーン店に行くことで、米国を通じてイスラエルに加担する事になるので。
日経新聞(2024年2月7日)によると、同じ理由で、アジア圏のイスラム教徒もマクドナルドに行かなくなっているらしい。
ジュッパへ到着!
ここは、大昔に岩に描かれた絵や文字があります。2015年には、世界遺産「ハイル地方の岩絵」と登録されています。
赤い丸以外のところにも絵が沢山描かれています。
岩などに描かれた絵というと、南仏のラスコーの壁画が有名です。ラスコーの壁画は彩色されたまま残ってますが、ジュッパの岩絵には色はついてません。
岩絵や壁画は世界各地にあるようで、オーストラリアのダーウィン「カカドゥ国立公園」(世界遺産)でも見たことがあります。
かなり昔に行ったのでうろ覚えだったのですが、下記の記事の写真を見て思い出しました!赤い鉱石を使って描かれていたので、非常に古いにもかかわらず、よく見えました。
そして、上の記事でも書かれてますが、レントゲン写真のように、骨格がわかるような絵が描かれていました。「X線手法」と言うようですね。
ジュッパの岩絵でも、レントゲンで撮られたような人間の身体の絵もありました。
下の緑の丸の中にあるのが人間のX線写真のような絵。ガイドのハンサムさんが同じポーズをとってくれています(笑)
ピンクの丸は他の絵。
ジュッパの岩絵は、2つある岩山に描かれています。下は2箇所目の岩山。鉄の階段が造られていて、少し高いところの岩絵も見えるようになっていました。
こちらは砂漠に生えていた草。こんな乾燥したところでも、花が咲いています。
文字も刻まれていて、アラビア語より古い文字だそうです。アラビア語は横書き(右から左へ書く)のですが、この古い文字は縦書(上から下へ書く)だそうです。日本語と一緒ですね!親近感を覚えました\(^o^)/
2つ目の岩山の階段を登った上から、もう一つの岩山方向を見た景色。
砂が赤いです。
ちなみに、ジュッパの岩絵エリアには、駐車場とトイレはあったのですが、職員らしい人は見かけませんでした。
世界遺産なのに、ツアーのグループ毎に勝手に見て回って良いようです。傷つけられる恐れはないのか??と疑問に思いました。
そしてここのトイレで、初めて日本人観光客の方に出会いました。日本人のご夫婦らしい4人組と、サウジアラビア人女性のガイドさんの5人のようでした。
ハイルから車で2時間ぐらいかかるためか、他の観光客には会いませんでした。世界遺産なのに、ほとんど貸し切り状態でした(笑)
ジュッパから、もう一つの世界遺産アル・ウラへ移動。途中で見たココは、開発途中なのでしょうか?岩と岩の間に、門と城壁が見えます。
こちらは高いビルを建築中のようです。この地域は、高い山々に周りを囲まれた平野部(砂漠)のようです。
サウジアラビアをバスで移動していると、地平線か山が見え、その手前には高い建造物がなく、延々と砂漠が続きます。
日本だと、地平線まで見えることはなく、普通は山が見えて、その手前にはゴチャゴチャと家が建ち並ぶか、田畑が広がります。
サウジアラビアは広大ですね。
山と山の間に砂が流れ出しているように見えるのは、風化した岩などが砂になっていくようです。ブラタモリ風に言うと、扇状地でしょうか。サウジアラビアの扇状地は、砂漠になるようです。
途中のトイレ休憩は、小さな商店やモスクがあるところ。ここはなぜか建物が緑色でした(笑)
誰もいなかったので、モスク内部をパチリ!
絨毯がアラビア風?イスラム風でステキですね。
コンビニみたいな小さな商店を物色。生の丸鶏が、ユニークな形のパッケージに入って売ってました。可愛い入れ物だな~。
こちらは、カレー味に漬け込んだ状態の丸鶏のようです。これだと家でローストするだけなので、便利でいいですね!日本でも売って欲しいです(*^^*)
砂漠の鉄塔。電線がないので、携帯の基地局でしょうか?
モスク(左)のそばの空き地で、子ども達がサッカーしているようです。夕方のお祈りの前後かな。
夕陽がキレイでした。
こちらはバスの車窓からの夕陽。(青いライトはバスの照明)
真っ暗になってから、やっとホテルに到着。
ゴツゴツした岩山の間に開発されたホテルのようです。
明るく照らされたレストラン。後ろにぼや~っと大きな岩山が見えます。
レストランはブッフェスタイルで、美味しかったです。疲れていて、写真まで撮れず。
漬け込んだチキンとビーフをシェフが希望の枚数を焼いてくれて、取り分けてくれました。薄くスライスされたチキンがジューシーで柔らかく、とても美味しかったです!下は大好きなバクラヴァのようなスイーツ!
ここのレストランではノンアルがありました!
今回はモルトだけのノンアルを頂くと、疲れていたせいか、まるでビール!の味に思えました(笑)
ピーチ味のように、あまり甘くなかったからだと思います。
ちなみに、ジュッパの岩絵でお見かけした日本人の観光客の方もこちらでお泊りだったようです。
他にも、イタリア人らしい観光客達もこのホテルで見かけました。欧米系の人達は、サウジアラビアのような雄大な景色が好きなんだろうな~、と思います。
平屋建ての部屋の後ろにも、大きな岩山がそびえてます。
アウトドアのくつろぐ場所のようです。サウジアラビア人男性がくつろいでしました。私も行ってみたかったのですが、もしかして男性しかダメかも?と思い、断念…。
後で考えれば、外国人女性ならきっと大丈夫でしたね。
両側に平屋建ての部屋が続いています。ひろーい\(^o^)/
ところで、この日だったと思うのですが…。バスで移動中、道路に通関のようなところがあり、警察のチェックがありました。「日本から来た人達だ」と運転手さんが答えていて、無事に通過できました。
そんなチェックがまだあるんだ!?と、ちょっとビックリしました。
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