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妊娠〜出産までの記録③


切迫早産・入院の記録


7ヶ月24w1Dの妊婦健診。

最近お腹の張りが気になって、3日程早めての健診。エコーでの赤ちゃんは元気いっぱいで、顔もはっきり見せてくれた。
その後の診察。お腹の張りの事を伝えたら、念の為張りの検査してくれる事に。

40分間胎児心拍と、張り具合のわかるモニター付けて検査。

モニター
正式名称 NST(ノンストレステスト)
お腹に器具をつけて、赤ちゃんの心拍と、お腹の張り具合を見る方法。

その結果、先生驚き!かなり頻繁に張っていると…。幸い子宮口は開いておらず、子宮頸管も短くない(34mm?)けど、このまま張りが続くと、破水してしまうかも…


子宮口???
破水…???

まだ7ヶ月に入ったばかりです。
まだまだ先に耳にするような言葉が出てきて、頭がついていきませんでした。お腹の張りがなんか多いかなぁと思うくらいで、体調はとても良かっただけに、事の大変さにピンと来ませんでした。
なので、緊急入院と言われ、とても驚きました。


人生初の入院です。
その入院が緊急入院になるとは。。。


コロナで仕事は激減していましたが、ようやく演奏の機会が増えつつある、来週にはそんな演奏のお仕事も控えていた、そんな矢先の入院でした。


でも仕方ない…。赤ちゃんを守るのが最優先。
お仕事でご迷惑をお掛けした方々、申し訳ございません。

お腹の張り
→要するに『子宮が収縮している』という事。
要するに、赤ちゃんを外に出そうとする動き。
これが続くという事は、赤ちゃんが産まれてきてしまう。


まだ早い。24週。7ヶ月。早過ぎる。

お腹の張りは、とにかく安静に、じっと休んで、極力動かない事。
私は、症状が良くなるならお医者さんに言われた事は徹底して言う事聞いていきたいタイプ。良くなる為にはそれが一番。
安静にしなきゃいけない入院は暇だと聞くけれど、幸い調べなきゃいけない事(出産準備物とか)は山程あるから、それに時間を費やそう。



病院には、出産前で点滴してる人(同じ切迫早産の入院かなぁ)や、出産直後の人とかが、普通に周りにいました。

そして、常に赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。可愛い。。  

新生児室覗いたら、生まれて間もない赤ちゃんが何人も。可愛すぎる。。。✨
私もお腹の張りを直して、正期産までお腹の中で育てて、可愛い赤ちゃん産む!!

そう決意した、入院1日目。




入院2日目】
7時半に朝食。8:40からモニター。

今朝のモニターは1時間近くやってた。途中1回(と最後にもう1回)触らなくてもわかるくらいキューっとお腹が硬くなるのがわかった。その直後は結構ドンっと感じる胎動が。赤ちゃん苦しいのかなぁこういうの。ごめんね。。。

張りのモニター線も、昨日よりは緩やか。良かった。薬が効いてるかな。安静にしてるからかな。

食事は昼食11:30。夕食17:30。3食ともしっかりした量。病院から出される量だし、頑張って毎回完食した。15時にはおやつも。
昼は検温報告だけ。夜は赤ちゃんの心拍音だけ。今日は大丈夫そう。
食べてすぐ横になるから体重が気になるけど、とにかく安静安静。。。



【入院3日目】
4時頃に目が覚めてその後寝られず…やっとうとうと出来てきた6時近くに検温で起こされる。
今日は外来がある日だけど8:30頃診察に。
内診で頸管長の長さを測り、膣内の菌の検査、そして消毒。


そもそもお腹が張る原因◯
一つは子宮頸管の炎症・菌、膣内の菌感染
(↑それがないとお腹は張らないらしい。)
血液内に菌がいたら子宮頸管まで菌がまわるから、血液検査をした。結果、血中には菌はないらしい。なので、子宮頸管辺りが感染してて炎症が起き、お腹が張ってる可能性あり。なので、消毒してもらった。
もう一つは、黄体ホルモンの低下。これが減ると陣痛が起きるらしい。陣痛=子宮収縮
なので、張りが続くようなら点滴でこのホルモンを増やす。
子宮頸管の長さは、今日は40mm。問題なし(むしろ入院直後より伸びた)。25mm切るとまずいらしい。

お腹が張ってる時とそうでない時がだいぶ分かってきた。お腹が大きくなっても、張ってない時は表面がふわふわ柔らかい。だから、硬くなったらすぐ横になろう。張る状態を少しでも減らす事が大事!

ちなみに今日の午後のモニターも、赤ちゃんが動いて動いて心拍取るのに一苦労^^;;
張りは少し良くなってるっぽい?



【入院4日目】
今日も8:30に診察。頚管長は48mm?45mm?とにかく昨日よりも伸びてた。これは朗報。先生いわく、張りはあるけど頚管長が短くなってないから、自宅安静でも良いかも、と。
張りにより頸管長が短くなってくると、飲み薬よりも効く点滴に切り替える必要もあるが、現在のモニター結果ではそのレベルにない。ただ、夜の張りの頻度次第では、張り止めの点滴するかも!?今夜のモニター次第…。


退院出来ても基本安静。仕事NG。
ベッドで横になっていないとダメ。
要は『トライアル退院』退院後1週間後に再検査。そこでやはり張りが多かったり、頸管長が短くなってたら、"やっぱり退院は✖︎→再入院"という事になる。
今日の午前のモニターは、看護師さんいわく、やはり週数にしては張りは多いらしい…。明日退院、あまり期待し過ぎは良くないかな。。。

夜のモニターは…やはり張り多め。結構張ってますねぇ…と看護師さん。そう言われると不安がじわじわ増える。途中急遽夜中の分の薬飲んで張りの抑えにかかってみる。でも、この張りだと明日の退院は難しいかなぁ。。。




【入院5日目】
6時にトイレ→薬→すぐモニター。
張りは相変わらずある模様。ぎゅーっと自覚出来る大きな張りも2〜3回くらいあるのがわかった。これは退院は厳しいかなぁと思ってたけれど、頚管長は42mmと安心の長さ。でも、放っておくにはちょっと嫌な張り…との事で、先生との相談の結果、黄体ホルモンの補充に効く筋肉注射と、頚管の炎症を抑える抗生剤の点滴で、張りの原因を抑止する作戦に。この点滴を3日間やって、張りの具合を見る事に。
退院は少し伸びてしまったけれど、それもこれも頚管長を短くせず、早産を防ぐため!赤ちゃんを正期産までお腹の中で育てる為!!

というわけで、診察後、筋肉注射をお尻にイン!お尻に注射初めてだった。これを週一で打つ。その後、抗生剤「パンスポリン」を点滴で。ついに点滴かぁ、、、不自由になりそう…と思ったけれど、周りの人達(24時間点滴。トイレ行くにも点滴同伴)と違って、1回15分を朝と夜に。なので常に点滴同伴は免れたが、針は刺さったまま。



【入院6日目】
朝の診察では、頸管長は昨日と変わらず42mm。早産になる長さではない。ほっ。。。
お腹の張りはあるけど頸管長は長いまま。

入院中の治療(張り止め飲み薬・筋肉注射・抗生剤点滴・安静)は、骨折でいう痛み止めと同じ。
痛み止めで骨折は治らない。骨がくっつくのを待つだけ。

切迫早産も同じ。これらの治療で切迫早産が治る訳ではない。治るまでの繋ぎのようなイメージ。「切迫早産が治る」とは、正期産まで頸管長を充分な長さキープして、赤ちゃんが早く出てこないようにする事。
要するに37週(〜1/8)までこれは続く。

頸管長は、今の所長さはあるけれど、張りが続いてるのは確かなので、やはり薬や安静が必要。
先生は、頸管長が短くなっていかないから、外来治療でも良いと言ってくれた。取り敢えず明日までの抗生剤点滴の効果を見て、週末退院出来るか判断との事。

午前中のモニター。珍しく胎動が少ない。赤ちゃん寝てるのかしら。そのおかげかわからないけど、張りも少なかった気がする。
胎動とお腹の張りの関係性、明日先生に聞いてみよう。


【入院7日目】
今日から25週。そして入院も丸一週間。
張りはやはり自覚出来る範囲では1日に何度もあるけれど、朝の診察では頸管長変わらず42mm。
先生がモニター結果見る感じでも、明らかに抗生剤の効果が出ていると。
今日と明日のモニター結果見て、明日の退院を目指すとの事。
退院したいなぁ…。病院にいると、毎日診察受けられるし、常に状態わかるから安心だけど、やっぱり一人は寂しい。。。
午前中のモニターは、1時間で張りは3回くらい。これは多いのかなぁ…退院出来るレベルかなぁ。。。



【入院8日目】
朝のモニター、そして診察により、退院決定!!
でも、前述したように、トライアル退院なので、家での安静は徹底して、お腹の張りを極力抑える行動を、との事。

家に帰っても、家事NG。基本は横になっている事。必要最小限の動きだけ。
これを少なくとも2ヶ月半続けなくてはならないのは、途方もないようにも感じるけれど、赤ちゃんを一日でも長く、正期産まで育てる事が、今の私が一番しなくてはならない事。

ここから、本来この週数では2週に1回の健診が、筋肉注射の事もあって週1回の通院+とにかく安静の日々が始まります。


つづく


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