ホンモノのWebライターとはどんなライターか考えてみた
みなさんこんにちは、つじです。
フリーランスになってから10ヶ月。専業ライターになってから8ヶ月が経とうとしています。ここ数ヶ月でたくさんの方とお会いしたり話たりすることが増えたと同時に、ライター同士のコミュニティにも参加するようになりました。
LINEの友達同士でなくてもつながることができるオープンチャットというものです。最近リリースし、さまざまな物議を醸しているサービスですが、良識のある大人が使えば何も問題がないサービスだと思います。
オープンチャットには現役ライターや、これからライターになろうとしている方もいいて、さまざまな価値観が行き交っていました。学びもあれば反面教師にするべき人も居る中で「ホンモノのWebライターとは」を考えるようになった今日この頃です。
今回は、私が考えるホンモノのWebライターとはどんなライターなのか、私個人の見解になりますが考えてみたのでツラツラと書いていこうと思います。
ホンモノのWebライターとは
まず、これからも長きに渡ってWebライターとして生きていくだろう人の特徴をお話していきます。色んな人とお会いして、考えた共通点は以下のような人が多いのかな、と考えました。
・ライティングのスピードと質をいつまでも上げようとする
・柔軟な対応ができる
・法律に抵触する内容は要相談することができるor書けないと素直に言える
・クライアントや媒体の一番の味方であり、ファンの目線を持って書ける
・競合記事と差別化するべき要素を考え、入れることができる
・言い訳をしない
今回はひとつひとつ見出しを書いていくと長くなるので、上記の点についてざっくり説明していけたらと思います。
ライティングのスピードと質をいつまでも上げようとする
ライターは書くことで収入を得る職業のため、執筆スピードは速いに越したことはありません。ですが、質が低いと修正も多くなり本末転倒。そして、良質な記事が書けないライターは単価も上がりませんし検索順位も上がらないため、一瞬で切り捨てられます。
その時の需要や媒体の色に合わせて書き方や伝え方を変えなければいけないため、いつまでも変わり続けなければいけません。そのため、スピードも質も上げ続ける向上心はとても大切です。
柔軟な対応ができる
よく修正指示などに「自分はこれで良いと思います」と言ったり、マウントをとったりするライターがいるようですが絶対にダメです。
ライターのために媒体があるわけではなく、媒体の質を上げていくためにライターがいます。そこを履き違える人が多いと悩む媒体さんもいるようです。
もちろん、専門知識を得ている方や根拠を持って書いている場合もあります。その際は「こうなんですよ」とていねいに説明しましょう。けんか腰ダメ、ゼッタイ。
法律に抵触する内容は要相談することができるor書けないと素直に言える
記事広告など訴求力を求められるライティングや、法律に関わる内容を書く際は書いて良い内容とそうでない内容の2種類を判断する必要があります。ときにはクライアントや媒体さんの指示で、法律に抵触してしまう内容を書いてしまうこともあるでしょう。
その際「この内容は書くと危ないので、こういった表現に変えてみるのはどうですか?」と相談をする、もしくは「法律的に危ないので書くのはおすすめできないのですが…」と伝えることも大切です。
こういった小さい交渉を行うのは自分と媒体を守るためでもあります。法などに抵触する記事を書くのは犯罪に加担するのと同じだと考えてください。
クライアントや媒体の一番の味方であり、ファンの目線を持って書ける
よく、仕事量が増えたり、ネームクレジットの記載がある記事を書いたりするとちょっと天狗になって「記事を書いてやっているんだ!」「自分が書いている内容は面白いに決まっている」という考えを持つライターがいます。
しかし、こういうライターと仕事をしたいと思うクライアントはいませんし、ライターと良い関係性を築けないことで契約を終了させる媒体さんもゼロではありません。
媒体は、クライアントが伝えたい有益な情報を伝える場であり、ユーザーが知りたい情報を効率よく調べられる場でもあります。そのためには、ライターはクライントにとっての一番の味方であり、ファンでいなければいけません。
媒体の成長に貢献し、ユーザーに新しい発見を与えるのが私たちライターの最大のミッションではないのでしょうか?この考えがないといつかダメになりますよ。
競合記事と差別化するべき要素を考え、入れることができる
記事を検索していると、一つのニュース記事と同じ内容がさまざまな媒体で配信されるという光景を見ます。
1つめの記事と2つめの記事の情報が全く一緒…だとすると、2つめ以降の記事は読みますか?最低でも「もう知ってるし」と思ってそっとページを閉じると思います。
ライターはただ書くだけではなく、ユーザーが読みたくなる記事を書くのが仕事です。そのためには取材や検証、オリジナルコンテンツの挿入などを行って、競合とは違う要素を入れなければなりません。
ただただ、上位記事の構成だけまるっと真似して書いたり、言い回しだけを変えて書くライターなんてライターではありません。むしろ、それでライターと言い張る方は今すぐ考え方を変えるか、ライターをお辞めになるのが良いと思います。
常にスピードと質の向上を考えて謙虚に執筆に勤しみましょう。これはやって当たり前のことであって、やっているから凄いではありません。
言い訳をしない
人としてもライターとしてもこれはすごく大事です。自分の単価も訪れた環境も縁も、結局は自分が行ってきた行動や結果がモノをいいます。
単価が上がらない。それは媒体が悪い。そんなことを言う暇があるならスキルアップをしましょう。スキルアップをする暇がない?時間が自分で作るものでしょ?いい大人なんだから、ツベコベ言わずに常にスキルアップすることも考えて仕事をしましょう。
仕事がない?営業活動してください。
こんな言い訳ばかりの人と仕事をしたい人はいません。もちろん、媒体さんも同様。何か不手際があったら素直に謝り、少しでも相手の手間を減らすことを考えて仕事をしてください。言い訳をするライターは成長しません。
謙虚に堅実に。思いを込めて書けるライターでありたい
専業ライターになって8ヶ月、改めてライターとは…と考えるとただただ効率よく書くだけでは生き残れない世界だなと感じました。
ときには細かいレギュレーションに慣れずヤキモキしたり、思い通りに書けないときもあると思いますが、それと向き合って乗り越えて。どんな単価であっても自分が提供できる最大限の価値を提供するライターが長く生き残れるのかな、と思います。
そのためには提示された金額に対して怒ったり納得できないと言わずに謙虚に「どうすれば自分の記事はもっと良くなるか」「もっと単価が上がるか」を常日頃から考えて書いていく必要があると思います。
どんな仕事も終わりはないし、ゴールなんてない。ライターも同様です。いつまでもスキルアップして困難も楽しめるようなライターでいたいですね。