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韓国料理研究家の後進育成で考えていること


北京・天安門広場

1月13日(月)~17日(金)、韓国料理ワークショップへの参加のために、北京に滞在しました。

韓国料理講師陣

このワークショップには、2023年に韓食振興院が主催した「海外韓食教講師教育」を受講した14名が参加。

海外というだけに、参加した講師たちの活動拠点はフランス、ベルギー、イタリア、南アフリカ、アルゼンチン、ニュージーランド、アメリカ、フィリピン、タイ、ベトナム、中国、日本。多くの講師たちが、韓国文化院や韓国大使館と関り、韓国料理を現地の人たちに広める活動をしています。

フランス在住の先輩にいたっては、昨年のパリオリンピックで、韓国選手団に料理を提供するという責務を任されたんです。すごいですよね!

師匠の尹淑子教授に開城料理を学ぶ

でももっとすごいのは、講師のみなさんの韓国料理と向き合う姿勢でしょうか。何といっても向上心の高さに圧倒されます。学びを続けながら、各国で韓食の広報大使として料理教室や飲食店の運営などを行っています。時には才能寄付といったボランティア活動も。講師のみなさんと話していると、見習う部分が多いです。

一方の私はこの数年、料理教室という仕事を減らしていました。というのも、教室というのは参入しやすい分野なので、若手の人たちがどんどんやればいいと思っていたからです。

そのため、飲食店とコラボイベントをしたり、レシピ開発をしたり、執筆等を中心に行ってきましたが、私の師匠や先輩たちと話をしているうちに、自分の知識や経験をアウトプットして、後進育成をしようという思いに至りました。

そこで、後進育成として以下のことを考えています。

  1. 韓国本場のレシピを使った料理指導

  2. 各料理の歴史や文化の講義

  3. 料理教室の運営方法や集客方法

  4. レシピの作り方(料理教室向け、飲食店向け)

  5. イベントの企画・開催方法

  6. 私の師匠や大学教授による韓国での料理プログラム実施

などなど。

また、ある程度のスキルを身に付けられた方には、メディア、撮影、イベントなどの仕事を手伝ってもらうことがあると思いますので、私も頑張らなくてはです。

まずは、3月に育成体験プログラムを実施し、4月から本格的にスタートする予定です!



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