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美容院が苦手な私。

ここ数年、3月に美容院に行くことが多い。理由は簡単、息子らの卒業・入学式のためだ。だけど、この「美容院に行く」という行動、実に苦手な私。何週間か、「行こうかな、行かなきゃな」を繰り返し、朝がきては「やっぱ次の休みにしよ」で終わる。嫌いなわけじゃない。でもなかなか行けない。

苦手その1「予約する」
前の日クッタクタになるまで仕事して、あーやっと明日休みって時。「美容院行かなきゃ」より「目が腐るほど寝たい」が勝ってしまう。。。

苦手その2「支度する」
その1をなんとか乗り越えたとして、いざ行くとなると、化粧して服選んで。これがまぁメンドクサイ。
昔、ずいぶん若い時。その頃はちゃんと美容院行ってて担当のお兄さんがいて、なかなかのイケメンで。で、それはいいんだけど、ある時その美容師さん、めっちゃ顔を寄せてきて「眉をキレイに描いてるから見せて」みたいなこと言われて。いや、たぶん誉められたんだけど、それがすごいトラウマというか、なんというか。美容院行くときは、普段の倍以上、「ちゃんとしなきゃ」になってしまったから、メンドクサイ。

苦手その3「会話」
これは苦手な方多いのでは?美容師さんとの会話って、メンドクサイなと思う。かと言って、完全に沈黙していたいわけではなく、少しは話してもいいけど、あんまグイグイ来んなよ、っていう、かなり身勝手な客なわけで。だからそこにフィットした美容師さんだったらいいんだけどなっていう、私自身のメンドクサさ。

苦手その4「その日は髪洗えない」
矯正かけたり、カラーしたりすると、その日は洗わないでね、と言われるからメンドクサイ。(これはただのワガママか?)
そして洗えないだけじゃなく、結んだりもできないから、美容院のために休みを2日取らないといけなかったりする。そうなるとシフトの希望を出すのが1ヶ月前だから、その時から美容院に行く、と予定してなきゃいけなくなって・・と、苦手その1に戻る。っていうループ。

苦手その5「申し訳ない」
こんなんだから美容院に行くのは年に1、2回。こんなヤツにもちゃんと対応してくれて、前回のオーダーと比較しつつ今回どうするか決めてくれて、って、申し訳なさすぎるーーって思ってしまう。勿論それは当たり前のことなのだが、ついつい、引け目を感じてしまう。オマケに、「トリートメントいかがしますか?」なんて言われたら断るのにも勇気がいる。たまにしか来ないのにトリートメントもしないのかよ、と思われる?と申し訳なくなってしまう。(思わないんでしょうけど)

わかってる。これは「自意識過剰」だ。1度きりの客、たまにしか来ない客、そんなのざらにいるだろう。私が勝手に妄想して恐縮してるだけ。美容院にとって「太い客」である必要は全くない。化粧なんかしててもしてなくてもどっちでもいいだろうし、話したくなきゃ黙ってればいいだろう。わかってはいるのだ。
でも止まらない「自意識過剰&妄想」

そんなわけで美容院にはいくつものハードルがある。だから、なじみの美容院とか決まった担当も特になく、行き当たりばったりでいたんだけど、ここ数年(といっても年に1、2回しか行ってないけど)私にしては珍しく続いてる美容師さんがいる。たぶん私のメンドクサイ病をわかっていて受け入れてくれてる感じ、そして、会話も多すぎず少なすぎず、それでいて、ちょっと盛り上がりをみせた話題になったらカットの手を止めてまで話にノッてくれたりする。

その彼が今度独立して店を出すことに。担当してるお客様にお知らせしているところだという。こんな面倒でショボい客にも声をかけてくれたことが嬉しかった。ちょっとだけ。

帰り際「次お会いするのは、またしばらく先ですかね😁」と少しイタズラっぽく言われた。はい、バレてるな。
メンドクサイ奴でごめんなさい。

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