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思い込みを外す

僕はIT業界にいますが、元々数学は苦手だし、プログラムも得意ではありません

それでも業界にいられるのは、多くの人と違う視点で考えることができるからだと思っています

その一つが問題が起きたときに「思い込みを外して考えること」です

そのためにまずは、問題を見極ることから始目る必要があります

問題の見極め

これは僕の経験ですが、ボクシングでジャブを打つときに、首が傾いて真っすぐ打てないという癖があることを指摘されました

指摘されても自分は意識できないし、どう間違っているのかも分からない

トレーナーさんは「それを直して!」というのですが分からない

そんなある時、トレーナーさんに質問されました
「右と左の眼で視力違いますか?」
確かに僕は右目の方が視力は強く、その方がバランスよく見えるので、眼鏡もそういう調整されています
「それですよ!」
ということで、ジャブを打つ時に左目を閉じてやってみるように言われました
そうすると真っすぐ打てるようになったのです

首を意識しても直らなかったのが、一発で変わりました

思い込み

今回の例でいえば、「首が傾くことを意識すれば直る」という思い込みがあったため、中々解決しませんでした

特にシステムの世界というは「こうやって作る!」という前提のもと作られていますし、コンピューターはそれを忠実に再現してくれます
つまり、思った通りになるのです

だから「こうなるに違いない」と思うので前提を疑うことはありません

しかし、前提が間違っている場合もあるのです

先の例でいえば「左右の視力は同じ」という前提が違っていたのです

思い込みを外すには

思い込みを外すには起こっていることに目を向けることだと思います

僕の問題の場合ですが、こんなステップで考えられたと思います

首が傾くのが意識が原因か?

意識をさせても直らない

意識ではどうにもならない

体の問題か

眼鏡をかけている

左右の視力の差かもしれない

つまり「意識させても直らない」ということに目を向けたのです
だから、視力が原因ということにたどり着いたのです

まとめ

IT業界に長くいて「思い込み」による問題解決の遅れは何度も経験してきました

思い込みを外すことは難しいと思います
それは「正しく作られているはず」「こうなっているに違いない」という前提があるからです

僕はまずこの前提を疑います
人が作ったものだから、勘違いやミスはあるからです

こればかりは第六感のようなところもありますが、最初に教わった「素人としての考えよう」という先輩の教えもあったと思います

思い込みを外すことは仕事以外でも役立ちます
僕も仕事以外では苦手なので、どんどん外したいと思っています

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