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【週末雑感】コロナ騒動と七人の侍のこと

メディアの煽りは誰のため?

週末は見る人も少ないだろうし、ちょっと小休止的に関係ない話を。

昨年からのコロナ騒動、いろいろとおかしなことが続いてますよね。

『新型コロナはただの風邪』かどうかは、医学の素人である私にはわかりません。ただ、マスコミの報道。私は元新聞記者なので、マスコミの姿勢はよくわかります。彼らは常にエキセントリックさ、エンターテインメント性を求めます。当然、視聴率や部数のためです。そして、今のコロナ報道は、もうなりふり構わずそこに一直線です。特にテレビ。

例えば、瀕死の事故を経験した人のドキュメントが企画に上がったとして「で、そいつは死んだの?ダメだよ、死んでないと。有名人でもないのに、生きてるなら数字取れねーよ」(あるあるですが架空の会話です)という世界です。マスコミ(特にテレビ)の人間はそういう感覚です。で、その人がもし亡くなっていたら、お涙頂戴の人間味溢れる作品を上手に作るわけです。

今のコロナ報道も、おそらく局内では「死者少ねーな。他にいい数字ない?若いのが重傷になったとかベッド数足りないとか」みたいな空気があるでしょう。たぶんあると思います。コロナで急に誠実な報道に切り替わるとは思えません

さらに、レギュラーでテレビに出ている(その時点で疑わしい)医師とか医師会長とかのバカな実態が露呈されるにつけて、いったいこの騒動はなんなんだと。お前ら、某国の「反日ビジネス」と同じ、「コロナビジネス」じゃねえかと。そんな輩をずっと使い続けるテレビ。もうね、マスコミの報道は、ドン引きして見るくらいがちょうどいいと思いますよ。テレビを見るなら、徹底的に疑って、自分で調べるべきです

そんなメディア情報の影響で、今の不景気(業界によりますが)をコロナだからしょうがないと諦めてしまってる人も多いんですね。そして、国や自治体に「補償をしろ」と叫び、挙句、事業をしているように見せかけて虚偽申請したり。いや、今の飲食店などの締め付けには、私は大反対だし、一向にエビデンスが出ないまま、まだ飲食店に負担を強いるのであれば、ちゃんと補償するべきだとは思います。しかし、こんなことやって、そのツケが国民に返ってくることは明白です

また、先日の高橋洋一さんの「さざ波」「屁でもない」発言などにやたらと嚙みつく人も目立ちます。データをグラフで見ると、重傷者も死亡者も欧米に比べるとさざ波程度だし、(憲法上)強制力のない日本の緊急事態宣言などは、他国のロックダウンと比べると屁でもないそんな事実として明白なことに、やたらめったら噛みつくメディア。それを否定して誰のためになるのでしょうか?国民全体がひたすら家に引きこもり、座して死を待つことを望んでいるのでしょうか?まったく不思議な光景が日夜繰り広げられています。

侍と野武士、勝者はどっち?

ここでようやく七人の侍の話になるのですが、あの映画の主役は、実は侍ではなくて農民なんですね。影の主役というか。野武士に襲われて恐怖に苛まれ、道行く侍たちに片っ端から恐怖を訴え、土下座して救援を頼む。最初はさんざん足蹴にされますが、最終的に心ある侍(志村喬)に出会う。

意気に感じた彼が仲間を募り、食事だけの無報酬で命がけの戦いを引き受ける。死闘に次ぐ死闘の末、野武士を撃退。生き残った侍は7人中(確か)3人。死んだ仲間たちを埋めた墓の前で、「また負け戦だったな」と志村喬がポツリ。「え!?勝ったのでは?」と若い侍。

「いや、勝ったのは彼らだ」。その目線の先には、誰一人犠牲者を出さず、田んぼの中で喜びの舞を踊っている農民たちの姿が。

侍たちは、もう心身ともにボロボロです。半分以上の仲間をなくし、報酬もなく、とても勝利を祝うような状態ではありません。一方、地面に顔を擦り付けて「おねげえしますだ!」と侍に土下座しまくっていた農民たちは、無傷で田植えを再開し、呆然と立ち尽くす侍たちの横で喜びを爆発させて踊っている。このコントラストが、世界の映画史上最高傑作とも言われる作品のラストシーンです。

侍vs野武士。両者とも負けたのです。勝者なき戦いです。本当に勝ったのは、地面に顔を擦り付けて救助を頼んだ農民です。完全勝利です。

Follow the Money

ここでコロナに話が戻ります。国(自治体)、国民、メディア。国や地方は財政逼迫、経済ズタボロ。その先に待っているのは大増税で国民負担爆増。

一方メディアは、コロナが仮に「いや大したことなかったぞ」となったとしても、「コロナパニックはなぜ起きたのか」とかいう、自分のことは棚に上げた検証番組を作るでしょう。いわゆるマッチポンプ。

なので、近い将来、マスコミが「人類はコロナに打ち勝った」とか言い出しても、「いや、勝ったのはお前らだけだよ」という気持ちになるだろうなと。コロナ対策の穴埋めで消費税が上がったとしても、マスコミはまた自分たちは軽減税率の対象にさせるキャンペーンを展開するでしょうし

ただでさえ広告収入激減の時に、こんな煽りを続けるのは自分の首を絞めているようにも感じるんですけどね。でも現状、煽りで視聴率が上がっているのなら、一時的にスポンサーはつきやすいかもしれません

もっと言えば、数か月で年間利益を超える給付金をもらって、税金もごまかしまくっている個人経営の飲食店も勝者でしょうか

一方で、経済活動を自粛することで影響を受けるのは、一部の業界だけではありません。人の流れが止まるということは、あらゆる業界に影響します。しかし、給付金の対象にもならず、何とかして打開しようと、不安の中であの手この手を模索している人たちも数多くいます。私の知る限りでも、コロナを契機に事業を辞めた人は結構います。これからも増えるでしょう

真実の歴史を見るには「Follow the Money」(カネの流れを追え)が鉄則だといいます。そう考えると、この騒動での勝者と敗者は誰なのかが明白になってきます。

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