東京グリーン訪問記:「人が集まるグリーン」ってどんなだろうか #0095
久しぶりの東京です。
庄内⇄東京日帰りだったのですが、仕事ついでに、今まで見れていなかったグリーン関係の場所を見てきました。木下さんが言っていた観点も参考にしながら見ていくと、なかなか面白かったです。
しかし。やはり久しぶりに東京を巡ると、自分が面白いと思える場所は変化しているなーと思います。まあ自分側が変化したから、とも言えるわけですが!
虎ノ門ヒルズ TSITEのグリーン設計を見てみる
今更ですが初訪問!長野時代の知人が福島屋さん店内にお店を出したと言うことなので、その訪問かねて行って参りました。
いやー思ったより面白かったですね。
森ビルの設計自体は、六本木ヒルズと大差ない感じですが、全体的にグリーンパス(道)ができているのは、今っぽい感じがします。
外観は六本木よりだいぶ森っぽい感じに仕上がっています。
フリースペースなどの窓側座席は基本、外構に向けて座るように配置されているので、「ゆっくり休む」というメッセージが出されていて、ありがちな「内向き」ベンチ設計とは違って面白いですね。
1階のフードコートはグリーンがかなりのボリュームで入っていました。
陽が入らないので、半日陰が得意な樹種を中心に、鉢植えの状態で相当な数が入っています。
この鉢のグリーンがそのまま、施設の環境的な安心感と店舗同士のつながりを設定してくれています。真ん中のイートインスペースは、木の下で食べるようなレイアウトなので、滞留時間が長くなりそうですね。滞留時間が長いと、「ちょっとコーヒーでも飲もう」「本を読もう」となって、店舗の売り上げにも貢献できそうな感じです。
そして、確かに施設の1階には花屋が入っていましたね!
花屋の店先には、多数の鉢に入った植物の数々。これがそのまま施設の空間環境となり、かつ商品としての販売にもなっている。
うーむ、確かにこういうの見ると、欲しくなるよね、、。
おそらくこのお花屋さんが植物の配置やらメンテナンスやらをやっているんでしょうな。
配置による空間を作る感じとか、人が滞留しやすくなりそうな誘導的な配置とか、めちゃくちゃ参考になりましたね!
BIOTOPの「人が集まる」グリーン
白金のBiotop。今ではすっかり有名になったSOLSOという、造園屋さんが展開しています。都市グリーン化の先駆的な存在ですな。
他にも、六本木にSOLSO PARKって広いマーケットがありますね。ここは以前訪問していたのですが、まず東京の真ん中で、この敷地面積でできるのがスゴイ。
ある種のテーマパーク的な雰囲気の中、植物以外にも飲食の販売などがあって、公園を拡張したような感じで、「人の集まりやすさ」があります。
やはり「人が集まれる」と言うのは強いですよね。店舗や飲食もあるので、ここで売り上げは立つわけだし。
で、今回は白金の方に行ったのですが、まず外観が「これでもか!」というくらい所狭しと商品並べています。ここの植物は、結構エッジの効いたものが多いので、やはり目を惹きますね。店内はこれも珍しいタイプの観葉植物、あとはコスメや洋服を同じスペースで販売しています。
緑と一緒だと、洋服なんかは特に存在が際立ちますよね。
「商品をよく見せる」という意味で、インテリアや服飾と一緒になるとグリーンの存在感ってやっぱり大きいんですよね。
この辺り、今度地元の家具リペアのお店や雑貨屋さんと一緒に何かやろうと思っていたので、こちらも大変参考になりましたね!
まあコッテリしすぎるくらい、緑多めに入れたほうがいいなーという感じがしました。
お客さんも、東京のイケてる若者(←死語?)が多い感じだったので、元気な感じがあって良かったです!
冬が長い地域のインドアグリーンと、掛け合わせ
と、まあ、今回は別の仕事がメインだったので、この辺りしか寄れませんでしたが、なかなかどちらも参考になって良かったですな。
職業柄もあるけど、やっぱりグリーンをうまく使った店舗とか施設に目が行きます。通り過ぎた店舗や、仕事で行ったお店も、グリーンや窓からの借景をうまく使っていました。お店の環境設定は本当に大事。「行きたくなる」度が全然違いますからね。
特に、冬が長い東北日本海側は、インドアの環境がすごく大事だと思うんですよね。冬場は外に行けないので、逆に室内で休まる環境、集まれる環境をうまく作れると、そこが人々の滞留場所になって、ちょっとしたものの販売で売り上げを作っていけるように思うのです。
地元の家具屋さん、今後カフェ営業もやっていく感じだったので、グリーン×インテリア×カフェっていう感じで、掛け合わせでやっていくのはいい業態だよなーと思った次第。
早速提案に行ってみよーと思いました!!
ちなみに、卸の植物屋さんにも行ったのですが、値段高くてビビりました。感覚的には、仙台の5〜10倍くらいですね、、。
逆に地方でもこのくらい上げることはできる、という可能性を見た気もするので、結構やる気は出ましたよ!
ではでは!
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