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いま、批判に傷ついているあなたへ。
先日話してた話題で、年下の若いアーティストの子たちやその周りの人たちから、 『ネットや周りからの批判に対してどうしたらいいのか?』っていう悩みがよく出てきた。
その時にシェアした話、今の私なりの結論を、せっかくなので文章にしてnoteにもあげようかなと思いました。
誰か困っている人がいたら、少しでも勇気になるといいな。
さて、表現者なら誰しも悩むこの問題。
今のSNS時代では、誰もがある意味”表現者”であるから、みんなの悩みと言えるかもしれない。
私はというと、デビューして、急に巨大な洗濯機に放り込まれたような忙しさの中で、四方八方から飛んでくる批判という槍にグサグサにやられて長らく満身創痍だったわけですが。
まず本当にしんどいときは、みんな体をケアしてあげてください。健康的で(←ここ何気に重要、テストに出ます)美味しいものを食べて、自然の中に出かけて深呼吸したり、素敵なセラピストさんにマッサージしてもらったりね。
そのあと、感情から逃げるのではなく、ちゃんと向き合ってみるのが何より大事です。感情は逃げれば逃げるほど大きくなるので、気を紛らわせて忘れようとするのは逆効果なんだな。これ超重要なのに大人が教えてくれないこと第一位な気がする、笑。
ああ、私悲しいんだな、とか。私怒ってるんだ、とか。
そしてその下に、本当の気持ちが隠れてることが多いから、それを見つけてあげます。私は本当はこれが好きなんだ、こうしたいんだ!とかね。
でも、そうしてまっすぐ感情をみつめても、ありえないくらい波立ったまま消えない場合は、なにか自分の過去にその鍵があります。
小さい頃に傷ついた経験を再体験していたりね。そういうインナーチャイルドのトラウマをきちんと癒してあげます。
(このプロセスはいろいろシェアされているので、調べてみてね。)
そうして自分の中の波がおさまったあと、『その批判は建設的かどうか?』を見つめてみます。中には、本当の愛情からのアドバイスなことがあるから、それを見落とすと自分の成長するチャンスを逃しちゃうので、これはきちんと真摯に受け止める。
そうじゃない場合。私の肌感では、世の中の批判の9割以上はこれだけど、その批判は批判したその人自身の傷から来てるものなんだよね。
たとえば、人間、「こうしてはいけない」って自分の中で禁止しているものがあると(たとえば親や社会から押さえつけられてきたことなど)、それを自由にしている人を批判したくなるものです。
つまりその人自身の傷を投影しているだけ、ということになる。
そうして、自分がされてきて積もり積もっているストレスを、ぶつけていくわけです。
もうわかると思うけど、この手の批判は本当に気にする必要はない。
だけど、「気にするな」って言ってもなかなかそう簡単にはできないよね。
そういう時、もう一度自分の中にも傷がないかどうか、しっかりみてあげた上で、そのプロセスがきちんと終わったら、ぜひ伝えたいことがある。
最後にメッセージにしておくね。
いま、批判に傷ついているあなたへ。
作品やパフォーマンスを批判されているとしても、それはあなたという人間そのものへの批判ではないんだよ。
そして、少し悲しいけれど、あなたという人のことは、あなた以外の人は容易にはわからない。
あなたの心の中は、あなたにしか見えないから。
だからこそ、人がどれだけ何か言ってきても、
あなた自身が自分の心をみて、
嘘がなくて、信じてることがあって、これが良いと思うなら…
それでいいんだよ。
大事なのは、
自分で自分の心をみて、
社会の目とか、誰かの目とかじゃなくて
自分で自分がいま、美しく生きてると思えるかどうか。
誇れるかどうか。
そこさえ守って、進んでいけばいいんだよ。
もしそこで、こうじゃなかった、って本音に気づけて、
真摯に軌道修正できたなら、その心もまた美しい。
そして、時々疲れたときは、みんな、同じ船に乗って
同じように傷ついて迷いながら生きてることを思い出して。
そして、あなた自身だけの真実をみつけて。
そうしたら、あなたは、絶対に間違ってないよ。