モノにも思い出
昔、日産のCMで
「モノより思い出」みたいなのがあった。
(私の記憶は大抵ザックリしているので、ニュアンスしか合ってないかもしれませんが。。と書いて、”YouTubeがあるじゃん”と思って調べたらあった)
思い出はモノにも宿る
でも、私はモノへの思い入れが強い、子どものときから。
だから、”モノより”という感覚はない。
(いや、車のCMだから、言いたいことは120%理解しているし、子どもへのプレゼント、モノより思い出が良い時もあると思っていますが。当然、case-by-case)
私にとって、思い入れのあるモノ達。
ある一つは、見た目に綺麗で眺めているだけで満足するモノ
ある一つは、それが大好き
ある一つは、愛おしい思い出とセットのモノ
触る時、運ぶ時、置く時、大切に扱う。
一緒に過ごした時間が長くなれば、思い出も積み重なる。
絵も同じだなーとつくづく思う。
最近、強烈に欲しい絵がある。
きっと、私はそれを買ったら、出会いや買いたいと思っている今の気持ちや、それを話題にした人との会話や、眺めながら過ごした日々のアレコレの全部が、その絵に染み付いていく。
”思い”があるから
約13年位前からだろうか。
人間にとって、
思い出とはなんて存在感が大きいんだろうと思った。
昔は嫌いだった“「思い出づくり」という言葉”
それを使う人の気持ち、意図ががわかってきて、年々、人生におけるその大切さがわかったような気持ちになっている。
『モノにも思い出』
『モノに思い入れ』
その心が、形のある美術品とか建物とかを大事にしたいと思い、
ドネーションするような行動を起こすのではないかと思う。
それが例え国のモノでも、どこかの美術館所有のものでもだ。
心の中だけにある思い出より、
“いつでもそこに行けばアル”
そのことが、なんて心強いか。
あると思うことが支えになる。
ちょっと、大事マンブラザーズの歌みたいだなと思った。
本記事のヘッダーには、みんなのフォトギャラリーから、 amanocco さんのを使わせていただきました。ありがとうございます。