見出し画像

アニメ『ダンジョン飯』を観て私がしたこと

知り合いに『ダンジョン飯』が面白いときき、昨日と今日でアニメ版の24話分を一気に観た。「ダンジョン」とか「魔物」とかが出てくる世界に不慣れな私でも、たしかに面白く観ることができた。

ここで中身をどうこう語るほどには感想が固まっていない。しかし、最近の私自身の食生活を省みる作品だったことは間違いない。近ごろ私はコンビニの冷凍食品とか揚げ物とか、お菓子ばかりを食べていた。ちゃんと野菜や肉を用意して、少しでもいいから手間と時間をかけて料理をしたものを食べよう。そう思わされた。

そういうわけで、すごく簡単なものだけれど、今夜は大根と鶏ひき肉の煮物を作った。他にも、トマトとモッツァレラチーズをスライスしてカプレーゼを用意し、米を鍋で炊いた。ここ最近、食べることが「つまらない」と感じていたのだが、それは自分で調理したものを食べていなかったからかも知らない。

食べるために、食材を買って包丁を入れたり、湯を沸かしたりする。その過程が大事なのだ。以前は、時間をかけて料理をしてもすぐに食べ終えてしまうことを虚しく感じていた。しかし、口に入れる時間だけが食なのではなく、料理や買い物、流通や生産に関わる人たち、さらに遡れば土や海から食は始まっている。もっともっと遡れば、自分自身に辿り着く。

『ダンジョン飯』を観て、今夜、自炊をした人間がひとり増えた。それは本当にものすごいことだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?