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自分が問われる

今日、吉岡里帆さんのラジオに映画監督の行定勲さんがゲストで出ていて、自身が審査員を務める「関西演劇祭」の話をしていた。この演劇祭では、全国から選ばれた10劇団が公演をする。

公演の後には“ティーチイン“というものがあり、俳優やクリエイターが観客や審査員から質問を受け、その場で答えるという。

演者側は感受性が強い。交わされる議論の中で、傷つくこともある。しかし、「傷つけられること、その傷を大切に持っていて、後々認められるようになったときにちゃんと傷だらけであったりすることは、カッコイイ。」と行定さんは言う。なんだか最近私が考えていたこととリンクしている気がして、嬉しくなった。

行定さんは、「“ティーチイン“では、こちらも問われている」と言っていた。審査員のエンターテインメント性――何を「良し」と捉え、何を褒めるのか、それが垣間見られるからだ。

相手の指摘をするのは簡単だけれど、“嘘“を排除すればするほど、自分自身が問われる。そこには「信頼関係」と同時に「覚悟」が必要なんだと思った。



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