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ワーク・ライフ・バランスと言われても
「顔色、悪いですよ」という言葉に続けて、
「クマ、できてますよ」と言われた。
何故だろう。「顔色が悪い」と言われると、労られている感じがしてちょっと嬉しいのに、「クマができている」と言われると、すこし傷つく。
確かに、最近睡眠不足でクマができていて、マスクで顔の下半分が隠れているとはいえ、ギリギリバレてしまう。普段はあまり化粧をしない私だが、そうか、こういう時のために化粧というのはあるんだな、と思った。
昭和生まれだからか、ただ単に負けずぎらいだからなのか、働き方改革の世の中に逆行している自分がいる。
仕事が忙しい方がテンションが上がってしまったり、自分のプライベートな時間を費やしてでもやり切りたくなってしまう。バトンズの学校の課題提出の時もそうだった。締め切りまでの1週間は神経が鋭くなっていて、寝ている時も常に覚醒している感じ。そういう、ビリビリした、ギラギラした感覚が好きな性分なんだと思う。
忙しさや緊張に追われていても、私にとってはそれがベストなワーク・ライフ・バランスなのだろうか。念のため言っておくと、私は自分の仕事をライスワークだと思っていて、決してライフワークだなんて考えていない。
仕事が人生だなんて思っていないけれど、自分が頑張らなきゃならないと思うことを頑張ることは、悪くない気がするのだ。