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2歳で包丁を握る。

ウチでは、子どもが自発的にやろうとすることに対して「ダメ」はない。

基本的に危ないこと、法に触れること以外は全てやらせてきました。

どの子も、私が食事を作っているときには、必ず包丁で何かを切りたがりました。面白いもので子どもは、食器洗いとかではなく、人が一番集中して行なっている、料理の中でも一番気を使っていることをやりたがります。そこで「〇〇ちゃんにはまだ早い」と言わず、即座に包丁を握らせました。(間髪入れないのがミソですね)

子供は、何かをやり遂げようとする時、一字一句漏らさないように集中して人の話を聞き、ものすごく真剣に向き合います。それは本当に見事で、大人の集中力なんか全く敵いません。

「こうやって猫の手にしてね。指が飛び出してると、切っちゃうでしょ?」と言って子どもが空想できるように見せてあげると、神妙な顔でそれを見て真似ます。

そしてめちゃくちゃ慎重な様子で、ゆっくり包丁を動かしていきます。

上手に切れようが切れまいが、切り終わった達成感いっぱいの慢心の笑み、癒されます(笑)あぁ こうやって子どもは成長してくんだなぁと。

こういう時、おもちゃではなくて本物に触れさせることってすごく大事だと思います。本当に切れる包丁だからこそ、緊張感を持って、集中して切る。

昔の公家の子どもの遊びは、刃物だったと言いますが、よくわかる気がします。扱いを一歩間違ったら凶器にもなる、命が掛かっている道具を扱わせることから、品格が生まれるのかもしれません。











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