明太子と夫の距離感
結婚してそろそろ7年が経つ、夫とのお話です。
私は、明太子がとっても好きです。
でも何となく、たまにしか手が出せなくて、家にあるときにはテンションが上がってしまいます。白米の上に乗った明太子に尊さすら感じてしまのです。
でも、なんとなく、今まで7年間、いつも夫と明太子の距離感に違和感を感じていました。
そもそもあまり食に興味がない夫なので、ご飯を食べているときにテンションを上がることも滅多になく、割と淡々と食べるのが普通ではあるのですが。
食事をワンプレートに盛り付けて、食卓に並べることが多いので、夫のプレートに尊き明太子を置くときに、「夫はこの明太子を食べたいと思っているのか?」「栄養価的に別に食べてもらいたいわけじゃないし、別にいらないなら、置かなくてもいいんだけど・・・」とか、何とも言えないモヤモヤを数年抱えていたのです。もちろん、何のストレスにもならないぐらいの小さな小さなモヤモヤ。
つい先日、意を決して聞いてみたのです。
私が「明太子って、どんな感じ・・・?好き・・・?嫌いではなさそうだけ」と聞くと、
夫は「う〜ん、何とも言えない感じかな。好きでも、嫌いでもない」と。
7年越しのモヤモヤが解消されたのです。そうか。やっぱりそうか。やっぱりフラットなんだ。どっちでもいいんだ。
小さな喉のつっかえが解消されたぐらいのスッキリさ。
気分が乗って食べたい時もあれば、気分が乗らなくていらない時もある。そういう距離感なんだ。
そうとわかったら、ソリューションは簡単です。ワンプレートに盛り付けずに、小皿に明太子を置くのです。気分が乗った時は、夫は自主的に手を伸ばすでしょうから。私の日常の小さなモヤモヤが解決された瞬間でした。
やっぱりモヤモヤしていることは、本人に直接聞いてみたいとわからない。聞いちゃえば解決しちゃうことが多い。大体のことは、「聞けばいいのに」「言えばいいのに」だよね、と最近感じています。
ちなみに、今夜は夫の気分は、明太子を食べたい気分だったようです。小皿に手を伸ばしている姿を見て、「ふふふ。今日は食べたいのね」と小さくニンマリするのでした。