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不確実性のダンスと、日常と非日常のグラデーション

2024年9月21日。
これを書いてる時点では明日、ダンス公演で作・出演の作品を出します。


作品構想として不確実性を採用したダンスであると定義したのですが、これを共有したい、とはどういうことなのか考えてみます。

作品の流れは、いくつかのアイディアからお客さんに選択してもらい、踊りに繋げるというもの。これはプロセスそのものであり、プロセスで時間切れする作品です。作者はアイディアの枠は知っているけれど決定権がなく、観客は選択できるけれどコントロールはできない。意図があるようでないような曖昧で不確実な時間。

舞台芸術というのは非日常といわれたりします。確かに舞台上で時間を区切り何かをするってのは、やる方も観る方も衣食住的な生活ではないですからね。つねづね私は、舞台において人が人を観るってことを不思議だと思ってるのですが、現代の日本都市では人はたくさんいるし自分も身体を持っているしそれって当たり前で日常な気もしてきます。

それに、生きてくなかで相手や環境によって振る舞いを変えたりとかは普通にありますよね。どのバージョンのあなたもあなたの筈です。舞台芸術はそのグラデーションに似てるのかもしれません。日常と非日常のグラデーション。

不確実性のダンスは、そのグラデーションのどこにいるかを委ねているのかなと思いました。どこにいたいのか、いてしまうのか。

小難しい感じで書いてますが。
簡単でチープで誰でもできることをやろうとしています。
そういう作品ですよ。たぶん。

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西区文化フェスタ2024
「Sapporo Dance Dialogue 2024」
会場:ターミナルプラザことにPATOS
日程:2024年9月21日(土)
時間:開場18:00 開演18:30
料金:予約 1,900円(学生1,000円) 当日券 2,000円
定員:60名を予定、予約で完売の場合は当日券の販売はなし
予約:https://forms.gle/VLBpZeNqT5uMn7u89


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