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必要なものは、すべて携えて生まれてくる

人は生まれてくる時に、必要なものをすべて携えて生まれてくる。

だから、自分以外の何者かになろうとするのではなく、ありのままの自分でいることが大切なのだと思う。

でも、多くの人は「ありのままの自分ではダメだ」と思い込んでいるから、自分に合わないものを頑張って、達成感を得て、その達成感を得た自分で自信という名の鎧を着こむ。

その鎧は本来しなくて良いもので塗り固められているから重く、苦しく、手にいれば手に入れるほどに身動きが取れなくなっていく。

もう一度言う。

人は生まれてくる時に、必要なものを全て携えて生まれてくる。

自覚していないけれど自然にできること。
少しの手習いで人より上手にできること。
ずっと続けていても飽きずに楽しく続くこと。
なぜだか人にいつも褒められること。

自分では

「たいしたことない。こんなの当たり前」

と思うものこそ、

「これを使って今世を楽しみなさい」

と命から手渡されたギフト。

そのギフトを大切に育み、使い倒していくと、思いがけない流れがやってきて道が開かれていく。

命からのギフトを大切に。

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