ワクチン誘発性血栓形成促進免疫性血小板減少症 VIPIT

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カナダ在住薬剤師の卵、Tomokoです。

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最近、Venous Thromboembolism (VTE)　静脈血栓塞栓症について勉強しました。

タイムリーな話題として、COVID-19（新型コロナウィルス）のアストラゼネカ社のワクチンによって、まれであるが深刻な症状をきたすVaccine-induced prothrombotic immune thrombocytopenia (VIPIT) ワクチン誘発性血栓形成促進免疫性血小板減少症 に関する記事を見つけ、現在カナダで摂取が見合わせられているとのことなので、考えてみた。

１．現状

カナダでは現在（2021.3.30）までに、ワクチン摂取が55歳以下の人まで勧められているが、アストラゼネカ社のワクチンは、この血栓ができる可能性のある疾患であるVIPITの副作用のため、Alberta アルバータ州, Manitoba マニトバ州, Ontario オンタリオ州 と Quebec ケベック州での摂取を見合わせているそう。

現在までのWHOの報告では、100万人に1人の確率であるそう。

２．VTEやPEとメカニズムは同じなの？

NO. 違うそうです。

参考にした記事を見ると、このように書かれています。

VIPIT refers to a specific type of blood clot that can stem from receipt of the AstraZeneca vaccine and is different from the blood’s regular clotting mechanism or conditions like deep vein thrombosis.
VIPITとは、アストラゼネカワクチンの接種に起因する可能性のある特定の種類の血栓を指し、血液の通常の凝固メカニズムや深部静脈血栓症(VTE)などの状態とは異なります。

3．VIPITの症状は？

発症まで：occur between 4 and 20 days after vaccination ワクチン接種後4日〜20日の間

症状： persistent and severe headaches 持続した重度の頭痛, seizures 痙攣, blurred vision 視力障害 , shortness of breath 息切れ, chest or abdominal pain 胸痛または腹痛 and redness in a limb 手足の発赤など。

VIPIT symptoms usually and include persistent and severe headaches, seizures, blurred vision, shortness of breath, chest or abdominal pain and redness in a limb, according to an advisory issued from the Ontario COVID-19 Science Advisory Table.

【雑談】

確率からみても、いたずらに怖がる必要はないとは思うが、スピード承認されているワクチンであり、これから様々な情報が出てくることが予想される。もともと疾患を持っていない人でも、何かしらの症状がでてくる可能性があると考えられる。

何かあった時に、知識として知っておくことは大切だと改めて感じた。

参考
・CTV news

＊この記事は、私が日々勉強する中で得ている知識を元に書いています。事実に基づいた作成を心がけているつもりですが、自己判断にて読んでください。