日本未承認薬 肥満治療薬 オルリスタット
日本で薬剤師の国家試験のために勉強してからしばらく経ちます。
そして今、改めて日本語で学んだ知識を思い出しつつ、全てを英語に変換しての勉強を行っています。
もちろん、基礎知識として薬学知識はあります。
しかし、日本で未承認の薬がでてきた時や、日本とは異なる薬効で処方される場合は、戸惑います。
さらに、大学院に進み研究をし、卒業後は大学教員として働いていた私からすると、ブランクがあります。
臨床に出ていないことは私にとっての弱みでもありますが、アカデミックな場での研究背景、英語の論文を読んだり、教員として働いていた経験は強みになるのでは?と考えています。
Orlistatって何?
さて、最近Orlistat、オルリスタットという肥満治療薬について学ぶ機会がありました。*これは、処方箋が必要な薬です!!
Roche⇒Xenical、GSK⇒Allí として販売されているそうです。
アメリカでは、Xenicalは120mgで処方薬、Aliは用量半分の60mg で、なんとOTCで売られているそう!
〈メカニズム〉
-Lipase inhibitor(リパーゼ阻害薬)。
可逆的reversiblyにリパーゼを阻害する。
〈作用機序〉-どう作用するの?
-By preventing some of the fat in diet from being absorbed in the intestines 食事からの脂肪の一部を腸から吸収するのを防ぐ。
〈Population〉-どんな人が使うの?
-肥満 Overweight で、高血圧high blood pressure 、 糖尿病diabetes、高コレステロールhigh cholesterol 、 心臓病heart diseaseなどがある人
詳しくは⇒MedlinePlusにて
〈使い方〉
・基本的に1日3回。
・脂肪分のある食事を取ることで、脂肪分が体内に吸収されるのを防ぎ、余分な脂肪分を便とともに排泄する。
・脂溶性ビタミン(ビタミンD, A, K, E)も体内に吸収されずに排泄されてしまうため、ビタミン剤を併用した方が良い。
・食事を食べてから1時間以内に服用することで効果がある。
(食べる前に飲んでも効果はあまりなし)
*この記事は、あくまでも勉強の一環としての知識をまとめています。適切な体重を保って健康的な体を維持しましょう!
また、このブログの記事は私が日々勉強する中で得ている知識を元に書いています。事実に基づいた作成を心がけているつもりですが、一部で間違いがあったりする可能性もあります。ご了承下さい。