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【映画鑑賞備忘録⑥】中国映画「熱烈」(中文标题:热烈)

2024年、まさか王一博出演の映画を日本で3本も観るとは思わなかった。王一博の日本での中華系アーティストの人気度は今はNo.1かも知れない。おかげで日本で中国映画が普通に観れるようになったのは本当に嬉しい。

さて、映画の内容だが、一言で言えばスポ根に近い。生活に苦しい若者がダンスの大会を通して勝ち上がっていき幸せな人生にたどり着くというお話。
ありがちのお話っていえば、ありがちかも。

中でやはり王一博のダンススキルをメインにして中国の若者のダンスシーンが垣間見れる作品だった。試合?コンテストも日本に比べて規模感が全く違う。以前王一博出演ドラマでe-Sportsの世界大会を目指すというドラマがあったのを思い出した。やはり中国は何をやるにも規模感が大きい。この内容のシナリオでは日本では全く成立しないだろう。ダンスコンテスト、e-Sportsも全く日本は追いついていないのを思い知った映画であった。

それにしてもこんなに王一博が日本で人気があるのに私は全く響かない。
「陳情令」を観ようと三回挫折、一番長くて14話まで。中国語の学校のチューターさんが言うには、新しい生徒さんは「陳情令」で王一博が好きになり通学し始めた人も多いそうだ。

こんな事書くと王一博ファンに怒られそうだが、今年観た王一博の出ている映画は実はみんな主役ではない。主役級だが、主役はやはり中国を代表する大先輩方々なのだ。それを日本では(もしかしたら日本でも)王一博の人気で上映される。

劇場に行っても私のような中国映画が観たくて足を運んでいる人より、もう「私、王一博が大好きです」みたいな方が多い。一昔前の中国映画の客層とは全く違うのも時代の流れかなと思う。まあ、私は中国映画の上映が増えればいいなと願うばかりである。


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