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コンテンツ制作に関しての再認識

ずっと懸念していた事がちょっと大事になってしまった。

今日UPされたMrs. GREEN APPLEの新曲「コロンブス」のMusic Videoが「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現あった」ということで公開1日も経たずに配信停止となった。

あー、とうとう大事に・・・。しかも私の好きなミセス。映像の内容を観てはないが歴史的、文化的な背景にとある。そもそもタイトル「コロンブス」もどう?歌詞の内容も確認したくなってきたが、ここでは止めておく。

私は前職で歌・楽曲の歌詞の倫理のガイドラインの審査をしてきた。時代とともにガイドラインも変化してきてはいるが、まあ常識外れな事も多々ある。

コンテンツ制作者もドンドン入れ替わってきており、世代もがらりと変わってきたんだと思うがやはり認識の低い制作者もいる。私が特に感じているのは歴史、文化も合わせた海外に対する知識や認識不足が目立つ。

テレビのバラエティ番組でずっと気になっていた例を2点ほど。
①とある、タレントが韓国ソウルへ目隠しされて連れて来られた。ここは
どこと聞かれ、韓国とわかり、そのタレントは「北京」と答えた。番組ディレクターはタレントのおバカっぷりを笑いに変えたいという趣旨とはわかるが、韓国、ソウルの人に対してあまりにも失礼に感じた。日本、韓国、中国との関係値も歴史、政治も含めて複雑であり、あまりにも対韓国、中国に対して失礼な場面だった。
②番組の中で早口言葉をいうゲームがあり、「ミャンマー」という言葉を何度も言うというゲームがあった。「ミャンマー、ミャンマー、ミャンマー、ミャンマー・・・」今、ミャンマーがどういう状況なのか理解しているのか?そんな国名をバラエティの笑いネタにするなんて、本当に勉強不足。
観ていてよっぽど局にクレームを入れようと思ったほどだ。

特に海外に関する常識の低さを感じる。本当に勉強不足だと思う。インバウンドが盛んで日本にも海外から多くの観光客が訪れる。彼らがやはり我々の習慣でないことをすると腹立たしいのと同じだと思う。

ネット社会の進化で秒で海外には情報が届く。もう情報は日本だけのものではないのだ。コンテンツ制作、情報はより国内外の歴史、文化、習慣などをちゃんと考えて発信していかなければならない。

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