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拝啓 いつかの君へ_生命のバトン
12/31から発熱して寝正月だったキミ(とお父さん)。
ようやく今日、初詣と新年の挨拶におばあちゃんのお家に行けたね。
1年前の初詣では、終始抱っこされながら参拝したのが、今年は三輪車を軽々しく乗りこなして(親が後ろから押すタイプだけど…)近所の八幡さまへ。三輪車を途中グイグイハンドル回す姿が、まるで田舎の暴走族みたいでみんなで笑ってしまったよ。
おみくじを自分でガラガラして引くこともできたね。なんと、キミが引いたのは大吉。彩りと喜びにあふれた1年になるね。胃の病気に注意だって。
ひいおばあちゃん、ひいおじいちゃんにも新年の挨拶をして、今日もたくさん可愛がってもらったよ。
ひいおじいちゃんは認知症が進んできて、5分に1回同じことを聞いたりするように。でもキミが椅子から落ちそうになったら支えようと手を差し伸べてくれるし、おむつを替えようとすると、自分の介護ベッドの半分を「ここ使っていいよ」と優しく空けてくれる。孫の名前は「なんだっけ」となっても、ひ孫のキミの名前はいつも間違わずに呼んでくれるよ。
ひいおばあちゃんは毎日プールに行くくらい元気だから、行くたびに一緒に遊んでくれる。「〇〇くんが生まれてきてくれて、本当にみんな幸せだね」と言ってくれて、お母さんもうれしい気持ちになりました。
お母さんは、生まれた時におじいちゃんおばあちゃんみんなこの世にいなかったから、キミのことがうらやましいよ。誰1人かけてもキミがいま存在しないということ、みんなの生命や人生のバトンの延長にキミがいること、いつまでも忘れないでいてほしいな。