上手なプロ演奏家とパッとしない人の違い
プロとして、技術やらキャリアやらに文句のつけようがない(私から見て)友人たちの話を聞いていると、色々と共通点があります:
・ものすごい有名な指揮者だけれど、指揮が下手でムカつく
・オーケストラで横に座る人が、嫌がらせで、わざと隣の人が間違えやすいように演奏してきて、陥れようとしてくる
・有名で評価も高いオーケストラに所属しているけれど、自分の好みに合うような演奏はなかなかできない
音楽関係者の飲み会に行くと、日本で活動している音楽家でも、イギリスで活動している音楽家でも、日本人でも他の国出身の人でも、とにかく似たようなネタで愚痴になることが多いです。 ちなみに今回ご紹介したのはオーケストラ界隈の愚痴ですが、パイプオルガン業界も結構すごそうです。
私の実体験からすれば:
・ものすごい有名な指揮者だけれど、指揮が下手でムカつく
→これはちょっとわかる。でも私の場合は、私が指揮者を怒らせるような演奏しかできないのかなと思い、ひたすら凹む。
・オーケストラで横に座る人が、嫌がらせで、わざと隣の人が間違えやすいように演奏する
→私も周りの人に迷惑をかけるような演奏になってしまうけれど、それは故意ではなく、本当に間違う、、、決して嫌がらせなど、高度な技はできない。
・有名で評価も高いオーケストラに所属しているけれど、自分の好みに合うような演奏はなかなかできない
→私は名門オーケストラで演奏する機会はないまま現在に至るけれど、数えるのに必死で、そして音程を周りに合わせるのに必死で、好み云々まで辿りついたことがない。
こんな感じです。
あれだけ上手な人たちでも、それぞれの仕事に不満や不安があるので、私が自分自身の仕事に対して無力感を感じていても、そこまで気にすることはないのかなという結論に至りました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?