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昨晩お会いしましょうの後ろ姿

この間までダラダラ汗をぬぐいながら歩いていたのに、気がつくとすっかり秋。
秋の夕暮れになるとふっと思い出す後ろ姿があります。

ユーミンの1981年のアルバム「昨晩お会いしましょう」。中学生の頃はじめて買ったアルバムです。

学校帰り、商店街のレコード屋さんでこのジャケットを見た時の衝撃。
なんてかっこいいのだろう。悲しみを振り切って(想像)前を向く凛とした佇まいも、身体になじんだトレンチコート姿もこれぞ大人の女。

MC Sisterがおしゃれのバイブルだった横浜の片田舎の中学生の心に、鮮烈なビジュアルは「憧れの大人の女性像」として刷り込まれたのでした。そして、いつかユーミンみたいに、トレンチコートの似合う大人になると心に誓ったのでした。

20代の頃、バーバリーが流行した時期がありました。私もいよいよユーミンのトレンチデビューか、と試着してみました。ところが鏡の前の私は笑えるくらいトレンチの似合わない人。なで肩と童顔のせいだけではない、大人の修行がまだまだ足りなかったのでしょう。
はじめてトレンチコートを手に入れたときには、40歳を過ぎていました。

今日、仕事帰りの電車の中でトレンチ姿の女の人を見かけました。
車内がちょっと蒸し暑かったせいか、さりげなく袖をまくってカジュアルで体に馴染んだ感じが素敵。
まだ6時過ぎなのに、すっかり暮れてしまった窓の外を眺めながら、あの後ろ姿を思い出したのです。
Apple Musicで「夕闇をひとり」を聴きながら、ジャケット写真をメガネを外して(老眼 笑)よーく見たら、え、、、

トレンチコートじゃないように見えてきた

老眼でよく見えないな。もしや上下分かれている?
やっぱりコートか? 目をこらしてもよくわかりません。
ついでに、wikiによるとこの女性はユーミンではなく
「ジャケットのデザインはイギリスのヒプノシスが手がけ、ユーミンに後ろ姿が似たモデルを起用。アイスランド・ロケ」だそうです。











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