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無職の私が海外に住みたい理由

私は海外が好きだ。

初海外は16歳。
当時住んでいた地元山形は田舎。閉鎖的に感じて、私にとってはあまり居心地が良くなかった。
そこで「大学生になったら山形を出る」と決めて必死に勉強すると同時に、次の居場所として「海外」が候補に上がった。当時、同級生に海外が好きな女の子がいた影響をモロに受けた。

そこで、私は海外に行ってみたくなり、高校2年の頃、親に頼み込んでカナダのバンクーバーに短期留学に行った。

高校2年生の時、カナダのバンクーバーに短期語学留学

当時の私は
・バンクーバーには日本人が多いこと
・英語レベルが低いと、語学学校で日本人が多いクラスに入ること
を知らなかったので、
英語が苦手な私は、結果的にカナダで日本人とばかり遊んでしまったのは苦い思い出である。

一方、ここで「海外は自分が知らない世界があって、超刺激的!」と知れたのは大きな発見で、大学生になると一人で海外に行くようになった。

大学生の頃、マルタ共和国へ1ヶ月の語学留学。日本人がほとんどいない学校を選ぶ。ここで、日常会話レベルの英語は習得できた(もう忘れてしまったが…)。

マルタ共和国で1ヶ月語学学校に通ったり、タイにノープランで1ヶ月滞在したり、カンボジアからベトナムをバスで国境横断したり。香港でお金が尽きて図書館でぼーっとしていたこともあった。

大学生の間にこんなにも海外に行きまくったのは「海外が好き」という純粋な気持ちだけでなく、「社会人になったら、なかなか海外に行けないだろう」という焦りも大きかった。
実際、社会人になってから一度も海外に行けてないし、行きたいと思っても「仕事があるから無理」と何度も諦めた。

でも、今は無職
時間はいくらでもあるし、描いていい理想に限りがない。そんな状況で、ふと「私、海外に住んでみたいんじゃないか?」と気づいた。びっくり。

今回は、私がなぜ海外に住みたいと思ったのかを書いてみる。

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① 海外の文化にどっぷりと浸かって生活したい

私はこれまで日本の大手企業2社で働いたが、どちらも精神的に限界がきて辞めた。そして、なぜ私はこんなにも『社会人』に馴染めないんだろうと自分に絶望した。
が、もしかしたら日本が私に合わないのかもしれないと思い、海外生活に可能性を見出し始めた。

きかっけは、小川糸さんのエッセイ『針と系』。

当時、ドイツのベルリンに住んでいた彼女は、日曜日が大好きだったとのこと。
ドイツは日曜日にほとんどのお店が閉まる。だからドイツの人はみんな日曜日はお休みらしい。日本の正月にお店が一斉に閉まるのが、ドイツでは毎週日曜日にある感じ。
その、ドイツの日曜日の静けさが心地が良いと彼女は書いていた。それが日本にはないとも。

実際、私が東京に住んでいた頃、「休みの日は何かしないと勿体無い」という気持ちから忙しなく動いていた。買い物に行ったり、映画を観たり、美術館に行ったり。
それでしっかり休めていたかと聞かれると困る。辛い仕事から目を逸らしたくて現実逃避に必死になっているだけで、心は全く休めていなかったと思うからだ。そして、それは物やサービスが溢れすぎている東京という場所のせいだと思っていた。

しかし、札幌に住み始めても、あまり変わらない。
だから、この『休日に何かしないと焦る問題』は私の偏った考えだけが原因ではなくて、日本の文化的側面(コンビニは24時間営業、娯楽施設のほとんどが土日営業など)も影響してるんじゃないかと感じた。

仕事だってそうじゃないか?
ワーカーホリック多め、出世志向が強い男性陣、長時間労働、開始時間には厳しいのに終了時間には緩い会議など。
その、私があまり馴染めなかった職場環境は、日本特有の文化じゃないのか?それが私に合わなかっただけじゃないのか?
そう疑問を持つようになった。

だから、今こそ海外の文化に触れたい。日本の当たり前から少し距離を置いて、海外の仕事や休息の文化にどっぷりと浸かって生活をしてみたい

この違和感を抱えながら日本で人生を終えるのは悔しい。
私はまだ人生を諦められない。もう少し、自分に合う環境を模索したいと思ってしまう。

② もっと自信をつけたい

今年9月、札幌に移住した。当時住んでいた東京が嫌いだったからだ。
長い間、札幌移住を夢みて東京で仕事を頑張っていたので、札幌の新居に入居した瞬間に自分でも驚くほどの自信が湧き上がってきた
それまで、自分は自信を持てない人間なんだと思い込んでいたので、札幌移住を実現してからの自己肯定感の高まりは予想外だった。

その経験から「自分のやりたいことを実現させる」のが自信をつける有効な手段だと知った。理想を叶えると、私はもっと自分を好きになれるらしい。
だから「海外に住んでみたい」と強く願う私の理想を実現させてあげたい。

私の、自信への渇望が人一倍強い
社会人時代、自信がなくて仕事を断れなかったり、「こんな私だからもっと努力しないと」と思い込んで長時間労働に肯定的な人間だった。が、結果的にそれで体調もメンタルも壊した。
周囲から「もっと自信を持った方が良い」と幾度となく言ってもらえたおかげで、自信のなさで損をしていることには早い段階で気づいたが、克服する方法は誰も教えてくれず、札幌移住をして自信をつける方法がやっとわかった。この発見を無駄にするわけにはいかない。

今後、私が生きやすくなるためには自信が必要不可欠。
だから「海外に住んでみたい」という願いを叶えて、自分をもっと好きになりたい

③ 英語を習得したい

英語の必要性は頭ではわかっている。けど、なかなか勉強する気になれない。翻訳アプリがあるじゃんとか思っちゃう。

そんな中、英語に興味を持つきかっけがあった。
広告代理店で働いていた時、何度か外資の会社とミーティングをしたことがある。そこには外国人の方が数名参加しており、先方の社内協議は全て英語で会話されていた。
もちろん、そこに英語が話せる日本人も同席しており、英語がわからない私たちには英語を翻訳しながら協議を進めてくれた。

その、日本人が外国の人と一緒に働いている姿が、超カッコよかった
しかも、彼らがいなければ、私は顧客との取引を継続できなかったり、海外発祥のプロダクトを顧客に提案できないので、外資の会社で働く日本人は海外と日本をつなぐ橋渡し的な役割を担っているようにも見えた。
その責任とやりがいの大きさがとても魅力的に思えるのだ。

もし、私が英語を話せるようになったら、Webマーケティング領域の仕事を日本だけではなく国際的に考えることもできると思うと心が躍る。
だから、英語を諦めたくない。


と、大層なことを言いつつ、
今の私の英語力は中学生レベルだし、無職でお金もあまりない。

「海外に住みたい」という理想を叶えるのは簡単なことではないけれど、大きな目標に対して頑張る自分が私は大好きなので、今はワクワクが止まらない!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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