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今日は無職最終日。

現在、6月30日22:46。今日で無職が終わる。
休職も含めると約13ヶ月のブランク期間だった。

明日から仕事することが徐々に現実味が帯びてきて、不安と緊張でいっぱい。その事実と向き合いたくなくて、今日はすすきののバーに21時半まで入り浸ってしまった。バーのマスターに「仕事で辛くなったら駆け込みます」と高らかに宣言して、バーで仲良くなった人にたくさん愚痴を聞いてもらった。ありがたい。

帰り道、夜の札幌の街を久々に歩いて(無職の間は家にいることが多かった)、この景色をこれから沢山見るんだろうなと思った。東京で仕事をしていた頃、終電を逃すことが多々あって、その度に渋谷駅からタクシーに乗って夜の東京を無気力にぼーっと眺めて帰っていたことをふと思い出して「明日から仕事が始まるんだ…」という恐怖がぐんぐん迫ってきて、さらに気持ちが重くなった。

先月に就職先が決まって、それ以降、とにかく暇で「早く仕事したいな〜」とか思ってたのに、いざ復帰直前になるとこんなにも戸惑うのか笑。
「今の私で明日から仕事やっていけるかな?」「無職の間にやり過ごしたことないっけ?」と焦っている自分を俯瞰で見て、滑稽だなと思う反面、この人間らしい性格が案外好きだなと思う。そう思えるようになったのは休職して以降、継続的にカウンセリングとコーチングを受けたり、ジャーナリングをしたりして、内省を続けてきた結果だと思うので、そんな過去の自分を誇らしく思ったりもする。でもやっぱり不安だ。

帰宅後、シンクに溜めてたお皿を洗って一呼吸。
「明日は今日の地続きなんだから、無職の間にやり残したことなんて仕事が始まってからでも出来るよな」と冷静になって、荒ぶる気持ちを少し落ちつかせた。そういえば、家事で気持ちを落ち着かせる術も最近身につけたんだっけ。よしよし。

休職直後は「もう私の人生終わった」と絶望の真っ只中だったのに、今も人生は続いているし、案外なんとかなっている。
気持ちがジェットコースターみたいに上下して不安定だったブランク期間をよく乗り越えたなと思うし、私は本当に自分の操縦が上手くなった。

札幌に根を張り始めた

直近2ヶ月間、札幌に心の拠り所を作っておこうと思って沢山動いた。前職では仕事に全身全霊を注いでいて、いつの間にか追い詰められて限界がきてしまったので、逃げ場を持っておきたかった。

最初に取り掛かったのは、車の運転
仕事で辛くなって、どこか遠くへ行きたいと感じた時に車が運転できたらいいなと思って、5月からペーパードライバー講習に通い始めた。今月はレンタカーを4回も借りて運転練習をした。助手席に誰かいないと不安だったので、付き添ってくれた友人たちには本当に感謝だ。
おかげで、バック駐車以外であれば一通り運転ができるようになったし、今月は苫小牧や富良野、旭川など北海道観光もできて一石二鳥だった。速度違反で罰金を取られる苦い経験もして、運転手としてのスキルをぐんぐん上げている。
私は場所に縛られている感覚が苦手で、運転できなかった頃はその閉塞感に息が詰まりそうだった。でも運転さえできれば、仕事復職して身動きが取りづらくなっても『札幌に閉じ込められている』という窮屈な感覚に陥ることはないだろうと思うと、ホッとする。

さらに、体を動かしてストレスを発散する習慣も持っておきたいと思って、ホットヨガに通い始めた。もともと仕事に行く前に家でストレッチをする習慣があったし、一時期はジムに通っていたこともあったので、ホットヨガに通うことを難なく習慣化することができた。気づけば今月は10回もレッスンを受けていて、いい趣味を見つけられたなと満足している。仕事で辛くなったら、とりあえずホットヨガを予約しよう。

仕事が始まっても本は読み続けたいと思って、こんな本も読んだりした。

仕事をしながら本を読むことがいかに難易度の高いことなのかが分かって、もし来月から本を読めなくなっても自分を責めて自信を失うことは無さそうだ(本当は仕事をしながら本を読める方法が知りたかったんだけどなw)。予防線を張れた!

さらに、自分の心の機微に敏感になっていたいと思って3年日記を始めた。まだ1ヶ月も経っていないけど、読み返してみると1日1日で自分の気持ちがこんなにも変化するなんてと驚いた。いま感じているこの気持ちも明日になったら忘れているかもしれない。そう思うと、目の前のことを深刻に捉えすぎる必要なんてないのかなと思ったりした。


これらが私にとって逃げ場として機能してくれるのかは仕事が始まってみないと分からないけど、心の盾をいくつも装備できたような気がしてなんだか嬉しい。

たらたら書いていたら、もう7月1日の0時。
9時間後には新しい職場に身を置いて、働いている予定だ。どきどき。頑張ります。

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