いつもあると思うな！普通の毎日！

福岡市の商業施設で客の女性が刃物で刺されて死亡した事件。

とても身近な場所での、とても衝撃的な事件。

亡くなられた女性のご冥福をお祈りいたします。

こんな事件が起こるたびに

「いまがあることは、ほんとうに幸せなこと。
　昨日と変わらないってことが、
　なにも起きないってことが、
　実はほんとうに幸せなこと」

しみじみと自分にも言い聞かせます。

被害者の家族、加害者の家族、
それぞれが昨日と違って、苦しみの日々が始まることを思うと
普通ということが、どれだけ幸せかが分かります。
なにも起きない普通の毎日が、しあわせ。

10年前、ある事件をきっかけに加害者の親となりました。

被害者の親になる可能性ばかり人は考えがちですが、
自分が加害者の親になると誰が考えるでしょうか？
「今までの日常が崩れ落ちていく」
そんな感覚です。

その後、親として受け入れなければいけないこと。
やらなくてはいけないこと。
普通の毎日のありがたさを嫌というほど、味わいました。

何度「この子を殺して、自分も死のう」と思ったことか…

とりあえず10年。
10年たてば笑い話に出来るはず！
と、自分に言い聞かせて生きてきました。

10年たっても、まだ笑い話にはできないし、
その話さえ出来ませんが
我が子を受け入れること、現実を受け入れることは
出来てきました。

「なにも起きない普通の毎日の幸せ」

人生最大のピンチのおかげで、
普通の毎日がいかにうれしくて、ありがたいものか、
私は知ることが出来ました。

おかげで、いまは、

コーヒーを飲んでるだけでも、
「あ～しあわせ～」と思えるようになりました。
あのピンチのおかげで。
ピンチの正体はギフトだったのです。

「淡々と過ぎていく普通の毎日がしあわせの本質」

心理学博士の小林正観さんの本から
教わって知っていたのですが、
知っているだけではなく、そう生きることが大切なのだと
実感しています。

ということで、

なにも起きない普通の毎日って、
ほんとうにしあわせだよ。

～夫に頼らずに生きる力を手に　夫奴隷解放宣言
　　　　　　　　　　　　30代女性のための自立支援アドバイザー～