こどもが挫折したとき。どんな声かけたらいいんだろう。あまりにも無力。
人生思い通りにいかない。
そうなのよ。
長女が、生徒会選挙に立候補し、落選した。
私は落ちそうやな〜、一年生が上級生差し置いて出るなんて、生意気って思われるんじゃないかな…と思ってた。
それも伝えた。
でも、やる。やってみたい。という長女を応援するしかなかった。
私にできることなんて何もなくて、神社にお参りに行っただけで。
小学生のときは、ずっと学級委員をやってた長女。
先生にも一目置かれていて、可愛がってもらっていた。
わりと、順風満帆と言ってよかったのかもしれない。
そこにきて、はじめての挫折。
いや、はじめてではないか…中学生になってから、学級委員も落ちたし、部長も立候補して落ちたし。
なのに、生徒会立候補した。
わざわざ激戦のところ狙っていった…。
なぜだ、なぜなんだ。
発表の日。
帰ってきた長女の顔が機嫌よくみえたから、受かったのかと一瞬思った。
けど、落ちた。と聞いて。
びっくりして言葉が出なかった。
しまった。
落ちた場合にどう声かけるか考えてなかった。
ああ、悔しいな。
正しい者が勝つわけではない。
賢いものが勝つわけではない。
なんとなく、いい人そうな人や面白い人が勝っちゃうんだよね…公立中学校なんて。
とりあえず、そっとおやつを渡した。
「いろんな先生からめっちゃ声かけられた」
「先生からの好感度はバッチリ」
少し、目が赤かった。
よく頑張ったよ、おつかれさま。
神社まで行ってダメやったんだから、もう今のタイミングじゃなかったんかもね。
一年生はまだチャンスあるから、入れてもらえなかったのかも。
とか、当たり障りのないことしか言えなかった。
いつも、学校で嫌なことがあっても家に持ち帰らない長女。
切り替えているならいいんだけど、親に気を遣っていたりしないかな。
なやみを、一人で抱えていないかな。
悲しみや挫折も、本人だけのもの。
わかっちゃいるけど、悲しみや挫折が、ひとつでも少なくありますように、と祈ってしまうのは許しいてほしい。
この子のよさをわかってもらえる人がたくさん現れますように。
面白くて、いい子です。
この子の努力が、報われますように。
たくさん、努力しています。
生徒会のスピーチの練習も、がんばってたね。
他の人は時間内に終わらなかったのに、悔しかったよね。
この先もうまくいかないことがきっとある。
私は、挫折ばかりの人生で、自己肯定感ミジンコだったから、私みたいに苦しい思いをしてほしくない。
けど、この子は私ではない。
おなじ事があっても、この子は傷つかないかもしれない。
親の私にできることは、ただこの子の決断を応援し、喜びや悲しみに寄り添い、おいしいご飯を作って、くだらない話をするくらいなのだろうか。
喜びに寄り添うのはかんたん。
悲しみのとき、どうしたらいいのか。
わからない。
わからないなら、どうしてほしいか本人に聞けばよかったな。
こんど、聞いてみよう。
私の望むことと違うだろうから。