上松智樹のブランディングの強み01_カオス感が出せる。
3年に一度ぐらいの割合だが、たまにお客さんで「カオス感を出せますか?」と僕に頼んでくる方がいる。普通の綺麗なデザインをする人は周りに何人かいるが上松さんだったらカオスな世界を出せると思いました。僕にとっては最上級な褒め言葉でこの様な要望を得た時には、最善の努力を惜しまない様にしている。元々学生の時はN.Y.パーソンズ大学のイラストレーション科でアート作品が大好きだった。抽象表現やシュールレアリズムが好きなので人の内面の表現などには元々興味がある。普通のアーティストの方と比べて顧客に合わせたカオス感をカスタムメイドで出せるのは僕の強みの一つだと思う。逆に顧客に合わなければ自分のアートワークを無理に売らないようにもしている。アーティストや作家にカオスな世界観を提供するのは自然な事かもしれないが通常の仕事でカオス感を出すのは顧客の理解から始まる。
ブランディングの仕事でお客さんから依頼を受ける時はお客さんが何を誰に売りたいかとゆう部分を明確にしている。お客様の中から強みと顧客を探すのもプロセスの一つだ。僕のお客さんの中にはコーチのお客さんも多く、10年程前からコーチングを受けたり勉強もしてきたので相手の考えている事から更に掘り下げた質問を使う事が多い。今から思うと仕事をしながらお客様から自然と成長させて頂いていたと思うと幸せな事だ。具体的には将来に関して解像度を高い質問をする事で、顧客の本質的な物が見える事が多いが歴史のある会社では過去の遺産も大事にしている。その強みを誰に売りたいかとゆう事もデザインを進める前に確認している。
具体的な事例として西田さんとゆうコーチングをしているお客様とのお仕事の流れを説明したい。2020年にzoomの背景を僕に頼んできた時にコーチングのスキルも経験もある西田さんが40歳前後になってこれから何をしていきたいのか悩み始めていた。そんな時に僕が「西田さんが何がやりたいか分からないとデザインも進める事は出来ませんし、西田さんは多分もっと奥の方にやりたいことがあるんじゃ無いでしょうか」とお伝えした所、真剣にご自身が何をしていきたいかとゆう事に向き合われました。僕も東北震災の後など何をやって良いか分からない苦しみを経験した事はあるので気持ちは良く分かりますが、この様な答えを導き出すのに時には時間が必要な時もあります。僕がお客様のお手伝いをしているのはお客さんの思いを形にしているので、思いの部分はご自身で見つけて貰う時もあります。
それから半年後ぐらいに西田さんからWebサイトの依頼がありました。当初は僕のカオス感のあるアートワークをサイトで使用したいとの要望でした。個人的にはこの様な依頼は凄く嬉しいのですが、西田さんが最終的にWebサイトで売りたい物は何ですかとお聞きした所、自分自身をタレントの様に売りたいと言われました。そのタレントをどの様な方に売りたいですかとお聞きした所、転換期を迎えてる人ですと答えました。どの様な顧客が西田さんに合っているかと分かっただけでも半年間悩まれた価値はあると思いました。また、ご自身が転換期で真剣に悩んだからこそ、それが強みとして売れるのかもしれません。
ここまで要素が揃って最終デザインのアウトプットが始ります。西田さんが僕に求めていたカオス感のある世界をコーチングの世界で表現するのに自己観察とゆうテーマで模索してみた。実際自分がコーチングを受けた体験を元に自分を客観的に見る体験から生まれた発想でもある。
又、カオス感を出す前に西田さん本人がしっかりとして見えないと説得力が無い。西田さんの強みが海外滞在が41カ国経験されていてグローバルな人を印象付けるのにスタイリストのKobayashi Kumikoさんにもセンスの良い洋服や小物を選んで頂いた。西田さんを有名人の様に見せれる写真家としてドイツ人の写真家マーティンに依頼した。彼は松ちゃん、ミーシャ、安倍総理、岸田総理と著名人のタレントを上手く汲み取ってアウトプット出来るが素人の人でも有名人の様に撮る事が出来る素晴らしいタレントのある写真家だ。
その後、西田さんは「世界とつながるゼロ円渡航術」とゆう本を出版したりコーチングツールを開発したりしながらご自身の強みを更にパワーアップしながら活動されています。
最後にまとめるとお客様の業界のトーン&マナーを理解した上でカオス感を出せるのはデザインとアートを両方理解している部分が僕の強みであり、お客様に提供できる価値になると思います。
西田さんのWebサイト
https://tomoni-inc.com/
写真家マーティンのWebサイト
https://martinholtkamp.com/
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