フレームワーク活用を疑ってみる
今日は、今までの自分自身が「良し」としてきた仕組みを否定してみたいと思います。
テーマは、フレームワークです。
自分自身がつくってきたマーケティングトレースは、このような定義をしています。
PEST分析
5Forces分析
STP分析
4P分析
といった、マーケティング基本フレームワークを活用することで、裏側の仕組みを分析するトレーニングとして体系化してきました。
マーケティングトレースはフレームワークを活用しないといけないのか?
本日のテーマの「フレームワーク活用」についてです。
この問いの答えは、
「フレームワークは活用しなくても良い」
「フレームワーク活用の前に大切なことがある」
と考えています。
フレームワーク活用は当然にメリットとデメリットがあります。
メリットは、フレーム=枠組みがあるから考えやすいということです。
一方でデメリットは、
「好奇心」や「本質」を見失ってしまいやすいことだと感じています。
優れた戦略は、純粋な好奇心から問いを立てられることから
それっぽい偉人の方々の名言を借りてしまいましたが…
戦略を考えたり分析をする上で、大切なのはフレームより「問い」です。
マーケティング戦略を考える上では、
市場の仕組みや顧客の深層心理に対する「好奇心」が何より重要だと思っています。
なぜ、このような業界や市場の仕組みになっているのか?
なぜ、このような行動や価値観が求められているのだろうか?
純粋に構造を読み解きたいという好奇心から、問いが生まれて、自分なりの仮説が生み出されます。
この大切なプロセスが抜け落ちてしまうのであれば、フレームワークを活用しない方が良いなとも感じています。