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簡易的なユーザーインタビューだけでは見落としてしまうこと

最近の反省

調査
=自分たちの考えている戦略が正しいことを証明するためのデータ集め
になってしまうことが多くなってしまっていたことです。

どんなプロジェクトでもユーザーインタビューを入れるようにしているのですが、どうしても「自分が見たいように見てしまう」ことから抜け出せないな…と悩みがありました。

先入観なく、人の生活や行動を理解できているか?

顧客を理解するリサーチ手法を見直したいと思い、最近はマーケティング領域以外からはみ出して、デザインリサーチや建築業界のリサーチを勉強するようにしています。

デザインや建築関係は、商業的な要素とは関係なく、人にとって良い体験をつくるための調査手法が体系化されていると思っているからです。

数冊か読んでいく中で、仮説通りたくさんのヒントがありました。

中でも印象に残ったのが「パブリックライフ学入門」です。

「人の生活そのものを理解するための調査」をする考え方や方法論がとても参考になりました。

「この本を通じて私たちが果たしたいことはふたつ。まず、都市計画や建設のあらゆる段階においてパブリックライフを真剣に捉えるよう促すこと、いかに簡単に安価にパブリックライフの調査ができるかを具体的な事例とともに示し、ツールとアイディアを提供することです」

パブリックライフ学入門 まえがきより

都市や公共(パブリック)スペースをデザインする上でのリサーチ手法が紹介されている書籍です。

人の生活に中に入り込む調査スタイル

書籍の内容を一部ご紹介します。

「より良いパブリックスペースをつくる」ために、日誌調査法が紹介されています。

何をするのか?

彼らがまちなかの自分たちが選んだ場所で、24時間を過ごし、その体験を記録すると言うものでした。

パブリックライフ学入門P107 詳細とニュアンスを捉える

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