「マーケティング戦略とWeb広告クリエイティブをつなぐ思考を学ぶ」の振り返りと次に向けて
「マーケティング戦略とWEB広告クリエイティブをつなぐ思考を学ぶ!マーケティングトレース特別ミートアップ」を開催したので、個人的な所感や今後の構想について書いておきたいと思います。
オンラインと言えども、人生ではじめての1000人規模イベント。。
全て、ご一緒させて頂いた川端さん、徳田さんのパワーです。。
器が小さい私は、緊張で1週間眠れない日々が続きました・・・🐼🐼🐼
はじまってみたら、楽しさ満点でした。
こんな感じの撮影環境でした。
なぜ「戦略とWEB広告クリエイティブをつなぐ思考」がテーマ?
マーケティングトレースを"実践につなげる"思考をつくりたかったから
マーケティングトレースはマーケターの筋トレです。
「マーケティング戦略」を考えることは特別なことではない。
戦略が抜け落ちて、戦術や実行部分だけを頑張ることが良しとされる環境を変えたい!と思いつくってきました。
Facebookの登録者は7,000人を超えて、マーケティング思考力トレーニングの書籍も出版させてもらい、たくさんの人がnoteやTwitterでアウトプットを出していただけるようになりました。
さて、そろろそ型を進化させよう・・と考えていたタイミングでした。
筋の良い戦略はフレームワークから出てくるのか?
マーケティングトレースは、フレームワークを使って成功企業の戦略を読み解くトレーニングです。
PEST,5Forces,STP,4Pを中心に基本フレームワークを活用します。
筋の良い戦略は、フレームワークから"だけでは"出てきません。
フレームワークはあくまで道具であり、使いこなせるようになったからといって、筋の良い戦略が考えられるようになるわけではありません。
では、なぜマーケティングトレースはフレームワークを使うのか?
・フレームワークを使いこなせると土台となる戦略を考える力はあがる
・フレームワークは思考に制約をかけ効率よくインプット→アウトプット(仮説)を出すことにつながる
・様々なビジネスモデルを同じフレームワークで分析すると違いから発見がある
戦略をつくるのに必ずしもフレームワークが必要なわけではないです。
戦略の答えは顧客が知ってる
マーケティングトレースをやっていて、「この分析であっていますか?」という質問を頂くことが多いです。
筋の良い分析や、筋の良い仮説の出し方はあります。
ありますが、分析した戦略があっているかは自分にはわかりません。
なぜなら、戦略の正解を判断するのは、顧客や市場だからです。
戦略仮説の切り口は多く出して、早く顧客に聞く
Amazonを見習いましょう!
Amazonの有名な話。
「企画書はプレスリリース形式」
○企画のルール
✔︎パワポ使わない
✔︎文章形式で書く
✔︎プレスリリース形式で作成する
✔︎アイデアの実現に日付を入れる
○企画するときの問い
お客様は誰ですか。
お客様が抱えている問題もしくは持てる機会は何ですか。
お客様にとって最も重要なベネフィットは何になりますか。
お客様が必要なものあるいは欲しているものをどのように知りましたか。
お客様の体験はどのようになりますか。
Amazonはビジネスモデルが優れていることは間違いないのですが、顧客起点で考え抜いていることが強さの根底にあることがわかります。
バナーとLPをプロトタイプとして捉える川端さんメソッド
川端さんがまとめられている「LP(ランディングページ)を成功させる20項目」
川端さんが提唱されているのは、良いバナーやLPのつくり方ではないです。
戦略仮説やアイデアをこれだ!と決め打ちするのではなく、多様な顧客ニーズを紐解き、その一つ一つを顧客に聞いてみるプロセスを提唱されています。
川端さんメソッドのプロセス要約 ※黒澤解釈
①切り口=顧客ニーズの仮説を複数つくる
②戦略仮説を反映させたバナーを複数パターンつくる
③バナー広告運用→LPとあわせて検証する
↓
顧客や市場が求める「戦略仮説」を検証する
フレームワーク分析で終わらず顧客から素早く学習する
フレームワーク分析は大切です。
大切ですが、それだけで終わってしまったらもったいない。
だから、戦略⇆クリエイティブを往復したいし、その思考をもっと体系化して広げていきたい。
整理するとこのようなイメージです。
実験イベントをやります!
どれだけ思考を学んでもやってみないとわかりません。
なので、実験的に『実践イベント』をやります!
・マーケティング戦略の全体像をつかむ #マーケティングトレース
・川端さんが提唱されている Web広告クリエイティブメソッド
を組み合わせた思考を、ご協力頂く企業案件をもとに実践するワークショップを開催します。
イベント内にて、実企業ブランドを題材に、マーケティング戦略立案からWeb広告バナー作成を行い、テーマ企業に納品までを行います!
■9/26イベントの流れ
①テーマ企業のビジネスモデル/事業概要説明
②マーケティングトレースで戦略の全体像を把握する
③戦略を検証用バナーに落とし込み企業の納品をする
※実際の戦略立案とバナー作成はマーケティングトレースのオンラインサロンメンバーで行います。
イベント内で分析(マーケティングトレース)、バナー制作をさせて頂く企業様を募集しています!
※募集締め切りました!たくさんのご応募ありがとうございました😊
下記の条件に当てはまる企業様が対象となります。
■応募企業の条件
①当日のイベントにご参加可能(イベント内でビジネスの概要をご説明頂くことができればと存じます)
※事前お打ち合わせも1回お願い致します
②当日に制作・納品したバナーを運用で活用して頂ける(広告費は企業様側の負担となります)
※広告予算として最低10万円の出稿をお願い致します。(媒体はGoogle、Yahoo、Facebook広告となります。)
※ネット広告を既に運用されている(自社で運用ができる)
③後日にデータは参加者に共有して頂ける(下記に記載している広告の運用データのご共有を学習目的に活用させて頂きたいです)
④マーケティングトレース×Web広告クリエイティブの考え方にご共感頂ける
■共有をお願いするデータ
①広告運用データ ※必須
クリエイティブ別のCOST、imp、CTR、CTs、CPC、CPA、CV率、CV数
②ヒートマップデータ ※必須
※ヒートマップは未導入の場合は無料ツールを入れて頂き効果測定データを共有頂く
③Googleアナリティクスの閲覧権限 ※可能であれば
■イベントからデータご共有までの流れ
・9月26日のイベントにて戦略全体像とバナーを制作
・9月26日〜30日の間にバナー調整と納品
・10月1週目にバナーを活用した運用を開始
・3週間の運用データをご共有頂く
■応募〆切
応募〆切:9/11日
※選考結果のご連絡:9月16日まで
■ご協力企業様の発表方法
ご協力いただく決定企業様には、運営側で選考をさせて頂いた上で9/15までにご連絡させいただきます!!
ワークショップの様子を視聴できるチケットも用意しました!
ご興味ある方はぜひ!
終わりに
イベントの企画も、イベント前の打ち合わせも、イベント後の打ち上げも、全てが楽しかった。
すごくゆるい振り返りはこちらの動画に。
そして、マーケティングトレースをどう発展・進化させていくのかが見えてきたイベントでした!
戦略とクリエイティブをつなぐ思考は、まだまだ考え方が体系化されていない領域だと感じています。
体系化されていないから、顧客を無視したマーケティングが行われてしまう。
体系化されていないから、事業会社と代理店や制作会社の間に壁ができてしまう。
といった、あまりみんながハッピーにならないことが起きてしまっているのではないかと思います。
ここ変えていきます!!!
皆さんのTwitter感想を抜粋
川端さんが当日のTwitterハッシュタグをまとめて頂いております!