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デザインコンサル会社IDEO-マーケティングトレース1000本ノック003-
マーケティングトレース1000本ノックの3回目!
IDEOはグローバルに展開するデザインファーム。
メディア、コンテンツ戦略をトレースして、コンサル会社や広告代理店にとってヒントになる要素を抽出していきます。
時間は30分+少し電車で下調べしました。
オウンドメディア
米国、ヨーロッパ、中国、日本の多言語対応。サブドメインで切り替わり、コンテンツもローカライズされています。
テーマに合わせてサブドメインでサイト運用
別ドメインのサイトは目的が大きく異なるもの
デザイン思考を活用して社会課題を解決する事業(OpenIDEO)、セクターを越境してコラボレーション創出を狙う(IDEO CoLab)、デザイン思考の学習コンテンツを提供する(IDEO U)は、別ドメインでサイトをもっています。
オウンドメディア内のコンテンツ
コンサルティング会社の武器は、大体がこの3つ。この3つをセットで提供しているからオウンドメディアに訪れるユーザーメリットが出るという構造。
①ツール
②ケーススタディ
③ブログ(ハウツー+その他)
始まりはいつも問いから=How might we○○?
となっているのはデザインの力で課題解決に取り組むIDEOらしさが出ています。
特徴的なSNS活用=Linkedinを活用
アップデート: 108件 フォロワー: 291,449人
かなりエンゲージメント率も高く、米国、ヨーロッパあたりはLinkedinの影響力が高いことが想像できます。
IDEOのコンテンツ発信目的は、デザイナーネットワーク拡張、優秀な人は採用+クライアントへの認知拡大が目的だと思うので、Linkedinはどちらの効果もありそう。
フォロワー125千人
クリエイティビティを刺激する写真、組織文化が伝わる写真が並んでいます。
ちなみに、ブランドごとにInstagramアカウントはもっています。事業が明確に別れて、広報まわりも権限委譲がされているのかも。
IDEO U
ideocolab
medium
medium活用も興味深いです!
日本で言うとnoteのようなCMSですね。
IDEO本体のアカウントは2017年の夏から更新されておりません。
代わりにideo-colabのアカウントはアクティブに動いています。
サブドメインの運用も含めて、最新のデザイントレンドの最先端を走るための努力は怠っていないようです。
ここがIDEOの強さなのだと感じます。
またTwitterは当然アクティブ。上記のコンテンツをTwitterでグローバルに拡散させています。
351,000フォロワー
また、デザイナー個人個人がTwitterとメディアで発信
社員は誰もが「デザイナー」というコピーが似合う企業です。
外部メディアへの露出
やはり、この有力なメディアでIDEOが取り上げられていることが強い。
HARVARD BUSINESS REVIEW
ENTREPRENEUR
BLOOMBERG BUSINESSWEEK
トムケリーの中国語インタビュー記事!
TED
忘れちゃいけないのがTEDの存在!
TEDにてIDEOのデザイナーたちが、自分たちの思想や仕事を語っています。
この影響力は大きいだろうな。
コンサルティング会社やデザイン会社は、TEDに出るくらいのスターを生み出すことを目標にすると良いかもしれませんね!
IDEOのトレースまとめ
①常に最先端のビジネストレンドを掴み、
②思想と方法論とツールの3点セットを提供して、
③共感をもとにクライアントを捕まえる
これがIDEOの強さという考察です。
この手法から、コンサルティング会社や代理店が学ぶべきことが多いはずです。
次はマッキンゼーあたりのマーケティングトレースをやろうと考え中です。
以上、#マーケティングトレース1000本ノック003でした!